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第4話

第4話
明香里
明香里
おはよう!葵くん!

朝練に向かう通学路の途中で葵くんに会った。
葵
おはよ。

朝練前恒例の、あくび混じりの挨拶。



いつも飄々としている葵くんの、朝の無防備な感じにきゅんとする。
明香里
明香里
寝ぼけて楽器落としたりしないでよ〜
葵
…分かってる。

と言いながらも、二つめのあくびをした。
千紗
千紗
相変わらず朝に弱いね〜、葵くん?
明香里
明香里
あ、千紗!おはよー!

千紗がにたりと笑って私たちのそばにきた。
葵
人の顔見てにやにやするな。
千紗
千紗
ごめんごめん。じゃ、先行ってるから。

そう言って、颯爽と走っていった。



二人きりにしてくれてありがとう、と心の中で千紗に手を合わせた。



いつも気遣わせちゃってるけど、そういえば千紗って好きな人いるのかな。



思い返せば、恋バナは私ばっかり話してたし、また今度聞いてみよう。
葵
あ、あと少しで時間だ。俺らも走ろう。

なんだ結局私たちも走るんじゃん。



…待って、じゃあ千紗は遅刻しそうだから走っていったのか!



まずい、急がなきゃ!!



鞄を肩にかけ直して、二人で朝の通学路を駆け抜けた。