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第26話

第26話
雄哉の告白は思いがけないものだった。



すぐに言葉が口から出てこなくて、返事は明日すると伝えた。



葵くんの退部、雄哉からの告白。



1日でこんなにいろんなことが起こるのは、後にも先にも今日くらいだろう。



二人の顔を浮かべた時、ふっと千紗のことが気になった。



その時、携帯から着信音が鳴った。



直感的に、千紗だと思った。
千紗
千紗
もしもし明香里?今、いい?
朝会った時の張り詰めた緊張感はもうなく、落ち着いたいつもの千紗の声だった。



そこで私は、千紗の朝にあったことを知った。



話を聞いていくうちに、私の決心もだんだんと固まっていった。
千紗
千紗
告白って、成功しないと意味ないと思ってたんだけど、言うことに意味があるんだなって…まあ、あんまり偉そうなこと言えないんだけどね。
電話越しに聞く声からは、満足そうに微笑む千紗の姿が浮かんだ。



千紗は、最後まで自分から逃げ出さずに、言葉にして伝える強さを捨てなかった。



私もちゃんと伝えたい、伝えなきゃ。
明香里
明香里
千紗、電話ありがとう。私も明日、ちゃんと話してくる。