無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第9話

第9話
家を出て少し走ったところで、雄哉は掴んでいた私の手を離した。
明香里
明香里
いきなりどうしたのっ…

急すぎる展開に頭が追いつかない。
明香里
明香里
はあ…はあ…

息が上がるのを抑えながら雄哉を見ると、無言でコンビニに入っていった。



な、なんてマイペース。



その後を追って私も慌てて店内に入る。



雄哉と二人でコンビニって、なんか不思議な感じ。



二人でお菓子を眺めていると、雄哉の手が止まった。



雄哉は窓の外をじっと見つめている。
明香里
明香里
どうしたの?
雄哉
雄哉
……

無視ですか。
雄哉は私の問いに答えず、何か考えているように見えた。



雄哉の目線の先を辿ると、そこには私服姿の爽太先生がいた。
明香里
明香里
あっ、先生じゃん!

二人で先生に目線を送り続けたら、パッと目があった。



あ、今やばって顔したな、先生。



ぺこりと頭を下げて、先生はその場からそそくさと立ち去ろうとしていた。
雄哉
雄哉
お前、先戻ってて。俺も後から行く。
明香里
明香里
えっちょっと…

唐突にそう言って、雄哉は私の方をぽんと叩いた後、店の外に飛び出していった。