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第22話

第22話
千紗
千紗
爽太先生、話があります。
挨拶もそこそこに、とにかくやるべきことをやろうと私は必死だった。



先生は、朝一番で現れた私に驚いていたが、すぐに真剣な顔つきに変わった。
千紗
千紗
まずは、勉強会で迷惑をかけてごめんなさい。写真を撮られたのは私のせいです。
胸が苦しい。



他に言いたい言葉が、胸の奥から込み上げてくる。
爽太先生
爽太先生
写真は大丈夫。ちゃんと茜さんから受け取った。
それに、今は落ち着いて家族とも話を進められているから、安心して。
茜ちゃん。



私は茜ちゃんを勝手に恋のライバルだと思ってたけど、本当はそうじゃなかったのかもしれない。



きっと、私が勝手に三角関係を作り出してただけだったんだ。
千紗
千紗
それでね、先生
茜ちゃんのことを知ったおかげで、私はやっと、自分の気持ちに向き合うことができた。


千紗
千紗
私、先生のことが好きです。



言葉が体の外に飛び出した瞬間、これでよかったと、心の底から思えた。
先生は頭をゆっくり下げて、その後私に穏やかな目を向けた。
爽太先生
爽太先生
……うん、言葉にしてくれてありがとう。ただ、やっぱり教師と生徒は一線を引かなきゃいけない。
分かっていたことだけど、いざ言葉にされると胸が苦しくなる。
千紗
千紗
はい…。でも、どうしても伝えたかったんです。
そうか、と言いながら、先生は何度か頷いて、もう一度私にしっかりと目を合わせた。
爽太先生
爽太先生
俺みたいな先生を好きになってくれて、ありがとう
私との会話で先生が「俺」と言ったのは、これが初めてだった。 



先生としての言葉ではなく、心から私の気持ちに向き合ってくれた感じがした。



これで、私の恋は行くべきところにたどり着いた。



もう、涙は流れなかった。