泣いている人がいる。傷だらけで、私はその人を知っている気がする
見たこともないものがたくさん見えるけどとっても懐かしい。
そうだ。私じゃないか。ってことは私!まさか転生してる⁉
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バサッ
あれは、夢?でも夢でも間違いない私はあなた・シャールとして今生きている。
転生なんておとぎ話の中だけだと思ってたけど本当に転生なんかするんだな。
コンコン
ひどいことにここから視点なくなります。すみません
ロボロだ、そっくりそのままあのときの彼のままだ。
その姿を見て涙が溢れてきた。あの日、帰ってこなくなったときからずっとこんなことがあればいいなと思っていた。
何も考えずにあなたは飛びついた
ロボロは、びっくりした様子であなたを見た。
そう言うとロボロは、泣きながらあなたに抱きついた
それから数分後二人は落ち着いて話し合うことになった
昔にあった話と、今の話。
そう言ってロボロは少し落ち込んだ。
コンコン
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廊下にて
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少しの沈黙のあとにロボロはいった
そう言うとふとあなたは自分の服装が気になった
タンスには同じくひらっひらのドレスがぎっしり入っていた
そしてその中にスボンは見当たらなかった
あなたはスボンのためにと渋々部屋を出た
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〜食堂〜
あたりを見渡すと髪を結んだ男性がいた
ゾムだ
ゾムは一瞬ビクッとしてこちらを向いた
あなたはゾムに案内されたところにすわった
突然の問にゾムは戸惑ったがすぐに答えた
ご飯を食べ終えあなたは庭の方へ向かった
一方ゾムは本当に何が起こったか全くわからなかった
そうしてゾムもその場を立ち去った
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!