第2話

すべて思い出した
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2020/07/25 14:25
あなた

あれ?ここはどこだろう?
真っ黒な空間。

あなた

泣いてる人がいる。
よく見ると傷だらけじゃない。

泣いている人がいる。傷だらけで、私はその人を知っている気がする
見たこともないものがたくさん見えるけどとっても懐かしい。
あなた

あれは…。私?

そうだ。私じゃないか。ってことは私!まさか転生してる⁉



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バサッ
あなた

ハァ、ハァ、

あれは、夢?でも夢でも間違いない私はあなた・シャールとして今生きている。
転生なんておとぎ話の中だけだと思ってたけど本当に転生なんかするんだな。



コンコン


 







ひどいことにここから視点なくなります。すみません
ロボロ
失礼いたします、お嬢様。
ロボロ
おはようございます。
あなた

え?

ロボロだ、そっくりそのままあのときの彼のままだ。
その姿を見て涙が溢れてきた。あの日、帰ってこなくなったときからずっとこんなことがあればいいなと思っていた。
ロボロ
お、お嬢様どうなさったのでしょう。
何も考えずにあなたは飛びついた
あなた

会いたかった。ずっと、あなたがいなくなってしまったあの夜から、ずっと。

ロボロ
はぇ?
あなた

覚えてない?私よ、あなたよ!

ロボロは、びっくりした様子であなたを見た。
ロボロ
何をいってるんですか…
ロボロ
…………ほんとにあなたなんか?
あなた

えぇ、そうよ。

そう言うとロボロは、泣きながらあなたに抱きついた
ロボロ
ゴメンな、一人にして。ずっともう一度会えたらって思ってた。ゴメンな。。・゚・(ノД`)・゚・。
あなた

いいの、こうして会えただけで本当に嬉しい。ありがとう。

それから数分後二人は落ち着いて話し合うことになった
昔にあった話と、今の話。
ロボロ
そんなことがあってんな。
そう言ってロボロは少し落ち込んだ。
あなた

ロボロが守ってくれたおかげでいろいろ好きにできたよ。

あなた

そういえば、私。みんなにえらくひどいことしてなかったっけ?

ロボロ
…………………………………。
あなた

で、ですよねー

ロボロ
正直、最悪や。
ロボロ
働いている人のことを考えず好き勝手にし放題。挙げ句の果には俺ら側近に色目使ってほんま、キモかった
あなた

…………なんか、ごめんなさい。

ロボロ
いや、もうええんやで。お前やないしな。
あなた

そう…ありがとう。でも私のしたことだもの本当にごめんなさい

ロボロ
これからどうしていくん?
あなた

とりあえず、元の私と同じように振る舞うよ。
迷惑かけたくないし。

ロボロ
そうか、じゃあ俺がいろいろ手伝ったるわ。
あなた

ありがと。頼りになるね。

ロボロ
せやろ、次はずっと一緒にいよな。
あなた

うん

コンコン
鬱先生
失礼します、お嬢様
鬱先生
どうしたんロボロ、はよせぇや
ロボロ
あぁ、わかった。
ロボロ
じゃあな、また後で
あなた

うん。お仕事頑張ってね

鬱先生
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廊下にて

鬱先生
ロボロ…あなたなんかあってんかな?
あんなあなた気味悪いで…。
ロボロ
さっそく怪しまれてるな
鬱先生
なんか言ったか?
ロボロ
いや、確かにそうかもしれんな。
でも、俺はアレのほうが嬉しいで。
鬱先生
…………………
鬱先生
いつもあんな感じやったらかわええのにな
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あなた

あーあ、これからどうしよう

少しの沈黙のあとにロボロはいった
そう言うとふとあなたは自分の服装が気になった
あなた

うわっ、ひらっひら。何これ、いや知ってるんだけどさ

あなた

なんか動きやすい服装ないかな

タンスには同じくひらっひらのドレスがぎっしり入っていた
そしてその中にスボンは見当たらなかった
あなた

はぁ…たしかに好きだったけどさ。今は動きやすさのほうが重要だよ。

あなた

……………………誰かに聞くしかないかぁ(´Д`)ハァ…

あなたはスボンのためにと渋々部屋を出た
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〜食堂〜
あなた

ここなら誰かしらいるよね

あたりを見渡すと髪を結んだ男性がいた
ゾムだ
あなた

おはよう、もうご飯できてる?

ゾムは一瞬ビクッとしてこちらを向いた
ゾム
はい、できております。食事はこちらで
あなたはゾムに案内されたところにすわった
あなた

ところでゾム?

ゾム
なんでしょうお嬢様
あなた

スボンってどこにあるかしら

突然の問にゾムは戸惑ったがすぐに答えた
ゾム
ありませんよ、お嬢様用のは。
スボン…お嫌いじゃないですか
あなた

(あれぇ私ズボン一着も持ってないの?ヤバくないそれ)

あなた

じゃ、じゃあ早めに購入しておいて頂戴

ゾム
かしこまりました
ゾム
届くまではどうしましょう?
あなた

(んー…でもドレスでいるのやだよね。
久しぶりに動き回りたいし……。)

あなた

そうだ!ロボロに借りるわっ!

ゾム
!?!⁉
ゾム
お嬢様!それはおやめになられたほうが…
あなた

私、聞いてくる!どこにいるの?ロボロ

ゾム
多分庭の方にいるかと…
あなた

そう、ありがとう。

あなた

ごちそうさま、美味しかったわ
作った人に美味しかったって伝えておいてちょうだい

ゾム
は、はぁ…わかりました
ご飯を食べ終えあなたは庭の方へ向かった
一方ゾムは本当に何が起こったか全くわからなかった
ゾム
…………いつもと違うことは確かやな
面白くなったな、それにしてもお嬢様がズボンね
ゾム
想像もできへんわw
そうしてゾムもその場を立ち去った
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sora
sora
今回はここで終わりにしようと思います、
多分更新頻度も遅いし、エセ関西人だしひどいところもたくさんあると思うけど温かい目で見守ってやってください
sora
sora
では、さよならー

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