一方その頃…。
「隼人!敵がそっちに向かってるぞ!」
今日はサバゲー友達とゲーム中。
予定さえあえばみんなで集まり、こうやってサバゲーをしている。
パシュンッ
所々で引き金を引く音がなる。
「流石隼人!なんか最近また腕上がってない?」
ゲームが終わり、友達が俺に肩を回して言った。
俺は銃の点検をしながら冷めついた表情で俺は答えた。
「ひぇ〜w 相変わらず冷めてんな〜」
友達は面白おかしそうにそう言って他の友達の所へと駆け寄っていった。
確かに腕はあがった、去年よりもはるかに。
それもこれもあのイカれたゲームのおかげかと思うと思わず笑ってしまいそうになる。
こっちの方が断然安心感があって気持ちよく出来る。
だけど俺が求めているのはこんなぬるい所で無双することじゃない。
緊迫した空気の中、命と命をかけたデスゲームをすること。
楽しい。この一言に限るよ。
久しぶりに「hunter . 」 やりたいな〜とかほそぼそと思っていたらある男に話しかけられた。
そこに立っていたのは、俺よりも少し小柄な少年で、俺を見下ろし嘲笑っているかのような顔で話しかけてきた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!