第3話

No.3
79
2018/04/16 15:43
「 ____ 」三枝律希(サエグサリツキ)__。




「はぁ…っ はぁ…っ はぁ…っ」

真夜中の路地裏。
俺はあいつから逃げるために必死で腕を振り走っていた。

律希  リツキ
律希 リツキ
どこ行くの〜? もう諦めなって〜
もう君の負けは決まってるんだからさ〜っ
そんなこと言われて「はい、そうですか。」って止まるわけねぇだろ!

こんなはずじゃなかった…。
俺はただちょっとだけでいいからお金が欲しかっただけなんだ。すぐにこんなゲームなんかやめて終わりにしようと思ってた。なのに…まさか1番最初にターゲットにした奴が「初心者狩り」の三枝律希だったなんて…っ!
律希  リツキ
律希 リツキ
あーもう飽きた。 
あんたつまんなさすぎ…逃げてるだけとか…もう疲れちゃったっ
「嫌だ…!まだ死にたくない!!!」

男の懇願が暗闇の中を木霊する。

律希  リツキ
律希 リツキ
さよーならっ ((クスッ
そういうと律希は懐から拳銃を取り出し男目掛けて発砲した。
弾丸は見事男の脳天に直撃、男は音もなく人形のように地面に倒れた。

倒れたところを確認し、急いで拳銃を懐に戻すと男の方へと駆け寄り
律希  リツキ
律希 リツキ
100万ごちそうさまで〜すっ
彼は嬉しそうに微笑むと輝く星空を見上げた。

































「 初心者狩り 」三枝律希・賞金首2550万円







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