第3話

&Love
2,026
2018/09/23 09:58
『あーもう !!なんなのおおおお !!!』←


那「浮所うるさい 。女子か」


『ちが …… 痛いし !叩かないでよ !!』


机に突っ伏す俺を突然叩いた那須 。


那「はは 、面白っ !」


『もー !!』


…………… それにしても 。


あの日会った女の子 。


どこにいるのかな 。


那「なあ 、ほんとに何考えてんだよ ?」


『え ?』


那「もしかして好きな子のこととか ?笑」


『 ………… ///』


那「お 、え !?まじか !!」


『っ〜〜 !!もう !!那須嫌い !!!』


那「は !?!?なんでだよ !」


もう 、あの子のことは絶対秘密にするつもりだったのに 。





『〜〜てことがあって 、』


那「 ………… あのさ 、その子のことなんだけど」


『なに ?』


那「やめた方がいいと思う」


『はっ 、?なんでよ』


那「多分その子 、」


"サイコパスだから"


『さ 、サイコパス !?!?』


那「うん 。拳銃を突きつけられて 、冷静にいられる人間なんてなかなかいない 。いるとしたら 、サイコパスなんだよ」


『そ 、そんなことないっ !!』


那「じゃあ 、それ以外に何があるんだよ ?」


『えっと ……… その子のお父さんから色々教えられたとか !』


那「ありえない」


『っ 、でも !』


那「お前も殺されるかもしれないんだよ !!」


『 …………… 』


那「それでもいいなら 、勝手にしろ」


那須は吐き捨てるようにそう言って 、俺の前からいなくなった 。


『こ 、殺されるのは怖いけど 、』


それでもあの子が 、好きなんだ 。


『それに 、サイコパスじゃないかもしれないし !』


そう自分に言い聞かせて 、学校を出た 。









『確か 、あの制服は桜木高のだったから ……… 』


スマホで桜木高の制服を検索して 、確認する 。


桜木高の門の前で待っていると 、見覚えのある姿が目の前を通って行った 。


『あ 、いた !!!』


慌てて追いかけると 、探していた張本人 。


『あ 、あのっ !』


「 ……… お久しぶりです 、浮所飛貴さん」


『え !?なんで俺の名前 …… !!』


「これ 、落としてましたよ」


彼女が差し出したのは俺の学生証 。


『あ 、ありがとうございます !』


「今度は落とさないでくださいね」


そう言って 、その子は歩いていく 。


『待って !』


「なんですか ?」


『えっと 、少しお話しませんか …… ?』


「いいですよ」


『え 、いいんですか !?!?』


「自分から言ったのに驚くんですね」


『いや 、だってー !!』


「ふふっ」

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