第41話

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2020/06/10 14:18
あの日、目が覚めれば心配そうに私を見つめる壱馬くん




アユ「…ッかずまくん…」



壱「あゆ、俺の事わかる?ここ、病院」



なんで私、病院なんかいるのかな



さっきまで普通だったじゃん。



ねぇ、私に何があったの?







壱「急に高熱出て倒れて、ここまで運ばれてきたんだよ。」



アユ「高熱?なんで?」




壱「ただの風邪だろ…」



って言ってる壱馬くんの顔はどこか悲しげで




アユ「嘘ついてる…?」



壱「ッ…」



アユ「…壱馬くん?」



少し黙り込んでいた壱馬くんが私の目を見ながらこう言った。




壱「肺がん…ステージ4…あと、奇形種だって…」




アユ「肺がん…?奇形種…どゆこと?」




壱「肺がんは前のが再発したらしい、ステージ4だから、手術は難しいって…あと、奇形種は…まだ調べてみないと分からないけど、多分、卵巣にあるって…」



アユ「、、、」




言葉が出なかった。



涙も出なくて、ただ信じられなかった。



ひとつならまだしも、ふたつの病気になってしまうなんて、ありえないと思ってた。




アユ「…肺がんの手術はダメでも、奇形種って病気は治せるんだよね…??」




壱「…」




アユ「ねぇ、、」




壱「どこにあるか分からないとどうも言えないけど、卵巣だった場合…卵巣を摘出するんだって…」




アユ「…そっか」














もう、慣れっこだよ、


何度も何度も病気になって入院して、手術して、リハビリして…


それを何度繰り返せばいい?


私が何をしたって言うの?


これから3人で頑張ろうって時に、


なんでこうなっちゃうの?


なんで…?


ねぇ、教えてよ、















アユ「私の何がいけないの?」







































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