それから結婚式の日程とか決まって下見とかいっぱいして
いよいよ今日が結婚式
すっごい緊張してる
あ、ちなみに他のアーティストさんにもちゃんとご挨拶しに行って今日の結婚式には、壱馬くんの先輩方も来る。
だから、余計緊張する…
私も壱馬くんも着替え終わって会ったんだけど
アユ「…どーかな…/////」
壱「(いや、さすがあゆやわ。綺麗すぎる。こんなの、みんなに見せた無いんやけど…)」
アユ「へん…?」
壱「いや、変なわけないやん!えと、その、なんつーか…綺麗…/////」
アユ「!!/////ありがとう。壱馬くんも、かっこいいよ?」
壱「ありがとう!じゃーそろそろ行こっか。」
アユ「うん。」
壱馬くんは先に中に入ってて
私はこれからお父さんと一緒に中に入る。
中に入る前にお父さんが
父「あゆ、おめでとう。いっぱい辛いことあったけど、これからは川村くんと幸せになりなさい。」
その言葉になきそうになりながらバージンロードを歩いた。
そして、あっという間に式は進み、
牧師「新郎、川村壱馬はここにいる新婦石川あゆを、病めるときも健やかなる時も、富めるときも貧しいときも、妻として愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか?」
壱「誓います。」
牧師「新婦、石川あゆはここにいる新郎川村壱馬を、病めるときも健やかなる時も、富めるときも貧しいときも、夫として愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか?」
アユ「誓います。」
牧師「では、誓のキスを…」
壱馬くんが私のベールを上げてお互い向き合って目を合わせて微笑む
その瞬間、そっと触れるようにキスを交わした。
それで、結婚式とその後の披露宴も終わり
みんなからのお祝いの言葉もいっぱい頂いて
ほんとに素敵な1日だったなーって思った。
そして、何より、
私が大好きな人とこれからも一緒にいられる
夫婦として彼を支えられる
彼のそばにいられる
それが何よりも幸せだった。
そして、左手の薬指にハマった結婚指輪
キラキラと光る指輪が結婚したんだって実感させてくれる。
結婚することがこんなにも幸せなことだって知らなかった。
自分の大好きな人と家族になれる。
だから、これからも壱馬くんのことを一生支え続ける。
それが私の決意だった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!