次の日。
2人ともお仕事は休みで家でのんびりすることになった。
壱馬くんは朝起きてどこかへ行ってたらしい。
そんなこと知らない私は…
寝てて起きたら隣に壱馬くん居なくて今にも泣きそうだった。
アユ「かじゅ…まぁ…グスン」
って名前を呼べば頬に涙が伝った
なんで?なんで居ないの?
今日休みでしょ?どこいってるの?
コンビニ?
って考えたけどどれも違う気がして
スマホを見てメールを見ても特に何もメッセージなどはない。
アユ「う゛ぁぁぁぁぁ…😭」
って子供のように泣いてしまった。
そしたら、玄関の方から「あゆ?」って呼ぶ声して振り向くと壱馬くんがいた。
壱馬「え?どしたん!?怪我したん!?」
アユ「かじゅまぁぁぁ…😭」
って泣きながら壱馬くんに抱きついたら
子供をあやすように頭を撫でてくれる。
壱馬「どしたん?なんで泣いてるん?」
アユ「おらんかったッ…」
壱馬「?」
アユ「起きたら…横ッ」
って言えば
壱馬「ごめんな、あゆ、起きそうになかったからそのまま寝かせてあげようと思って。」
アユ「うん…ッ」
って謝ってきた。
私、めんどくさい女かな?
こんなんで泣いちゃうとか子供だよね、
アユ「ごめんなさい、、」
壱馬「ん?」
アユ「こんなことで泣いちゃって、迷惑かけてるよね…?」
壱馬「迷惑なんかじゃあらへんよ?俺がなんも言わずランニングしに行ってたんが悪かったんや、ごめんな?」
アユ「ギュッ…寂しかった…」
壱馬「…/////」
アユ「今日、ずっとこうしてる。」
壱馬「ひっつき虫やん笑」
アユ「ひっつき虫するの!」
壱馬「じゃー俺がいっぱい構ったるわ!」
アユ「ぎゅぅはぁ〜?」
壱馬「ははっ!おいで!」
アユ「かゆまぁ〜!」
って飛びついた。
この時間が幸せだなって思う。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!