第28話

ピ ア ス
2,247
2019/10/14 04:49













中島 「あなた待って!!!」




『嫌だ!!!やっぱ怖いからいい!』




中島 「ドラマの為なんでしょ?!だめ!!!」




『やだやだやだ!!!』








































菊池 あなた、全力疾走してます。




実はね、次のドラマでやる役がギャルで、




バリバリピアスとか開けてる女の子なんだよ。




だからピアス開けないとなんだけど、




無理無理無理、だって痛そうじゃん




健人に1回聞いたもん、




痛い?って。




まぁ痛いかな〜って言ったもん。




































『やっぱり嫌だ穴開けたくない…やだやだ…』




中島 「ねぇ普段そんな可愛いの見せないくせにこういう時ばっか。」




『やだ!!!』







































とか言ってまた逃亡。




すると今度は簡単に捕まって、




勢いで押し倒されました床ドン状態です(































中島 「ねぇ…大人しくして?」




『やだ…怖いから嫌』




中島 「怖いのはわかるけど、ドラマなんだし」




『嫌だぁぁ…(泣)』




中島 「涙目になられても俺何も出来ないし?」




『降りて?もう穴開けたくない』




中島 「開けるまで降りない」




『ばか』




中島 「ほら…ね?」




『…痛くしないでよ?本当にね?』




中島 「分かってる分かってる。はい、そのまま。力抜いて?」




『っ…』




























力を入れずに目を瞑っていると、




パチン




という音がしたと同時に痛みが出てきた。



























『痛い痛い早く離して?早くっ…(泣)』




中島 「ん…はい、外れた。穴出来たよ?」




『痛い…二度と開けない…』




中島 「左だけで大丈夫?」




『やだ…右も開けるのは嫌…』




中島 「じゃあ俺と一緒で左だけでいい?」




『うん…』






















私のを開け終わったところで




健人は私から降りて、




私の体を起こしてくれた。



























中島 「よく頑張りました。」

























って言いながら




左の耳にお揃いのピアスをつけてくれた_

































『これお揃い?』




中島 「あなたがいつか開けるって言った時用に買ってた(笑)」




『嬉しいような嬉しくないような(笑)』












































































































































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