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第1話

それぞれの過去
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2019/09/22 06:11
ウォル、ガゥル、ガルイの過去
ガゥル
ガゥル
どうもウォル。私は貴方の姉のガゥルよ
これからよろしくね
ウォル
ウォル
うん…お姉ちゃん
あなた

ウォルたちの住む██国は王の位を譲る時期に来ていた。ウォルの父はガゥルに対してこれまで頑張っていたお前には申し訳ないが男が生まれた以上ウォルが王だ。といった。

ガゥル
ガゥル
なんで!!なんでよ!!そんな理由でウォルが王になるの!?許せない!!分からない!!
あなた

落ち着かせようと父は試みたがガゥルは暴れ父と奥にいた母を護身用に持っていたナイフで滅多刺しにした。

ライカ
ライカ
ウォル〜遊びに来たよ…いないのー?
その…伝えたいことも…あるんだけどな。
あなた

汚れた服を来た女の子が城のドアをノックする
ガゥルはすぐに気づいた

ガゥル
ガゥル
(…ウォルは今ガルイくんの所に遊びに行っている…私の大切なものを奪われたんだ。ウォルの大切なものも奪ってやる)
あなた

そう考えてガゥルは血塗れの服を着替えて城のドアを開けた。後ろにナイフを隠し持って

ガゥル
ガゥル
いらっしゃいライカちゃん。
ウォルは今ガルイくんのところよ
何か用かしら?
ライカ
ライカ
あ、ガゥルさん!伝えたいことがありまして
しばらく待たせて頂いてもいいですか?
ガゥル
ガゥル
もちろんよ、その間少しお話しましょ?
あなた

しばらくたってウォルが帰ってきた

ウォル
ウォル
ただいまー
ライカ
ライカ
あ、ウォル!
ウォル
ウォル
ライカじゃん来てたんだ
あなた

かけよろうとしたライカの手をガゥルが掴んだ。そして背中からナイフで思いっきり刺した。

ガゥル
ガゥル
ごめんねー。でもしょうがないことなんだ
ライカ
ライカ
え…?痛い…がっ…
あなた

ライカが崩れ落ちる

ウォル
ウォル
何…してんの…?
ガゥル姉…
ガゥル
ガゥル
ウォルがいけないんだよ?
わたしの大切なものを奪うから。
あなたがいなきゃ私が王だったのに。
母様と父様も殺したわよ。執事達もみーんな出ていくよう命じたわ
ウォル
ウォル
そんなことで…俺の大事な友達を…?
ガゥル
ガゥル
そんなこと…?あなたにとってはそんなことかもねっ!!
あなた

ガゥルは鬼のような顔になると今度はライカの胸の当たりを刺しだした。

ライカ
ライカ
っ…うぁっ!!!

バイバイ…ウォル。好きだっ…
ガゥル
ガゥル
さよならライカちゃん
あなた

そういうと思いっきりガゥルはライカの首にナイフを刺した

ウォル
ウォル
ライカ…ライカ…?
ガゥル
ガゥル
大丈夫よウォル。あなたは殺さない…殺されるよりもくるしいことをしてやる…
あなた

ウォルは外に出てすぐにガルイの家に行った

ウォル
ウォル
ガルイ…逃げろ…!お前まで殺されたくない…
姉が…ガゥルがライカを…
ガルイ
ガルイ
え…!?どうしたんだよウォル…
ライカが…ガゥルさんに…?
何言ってんだよ…そんな訳
あなた

しかし今にも倒れそうで目が死んでいるウォルを見てガルイは真実だと悟った

ガルイ
ガルイ
なら魔法円を作る。俺と共に他の世界に逃げよう
ウォル
ウォル
…うん…ありがと
あなた

すぐに魔法円を書き飛び込んだ

ウォル
ウォル
異世界に繋がってるのか…
ガルイ
ガルイ
どんな場所だろうな…
あなた

ガゥルはその様子を窓から見ていた

ガゥル
ガゥル
逃がさない…逃がさないわよウォル
あなた

ものを生成する能力を使って魔法円を生成しガゥルもすぐに飛び込んだ

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