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2018/06/10

第3話

出会い
終戦の報告を聞いたのは

敵軍の攻撃から逃げている時だった

先輩兵士や同期が次々に殺られて

絶体絶命になり

1週間近く森の洞窟に身を潜めていた


"戦争を終了する"

この言葉を聞いた時どれほど嬉しかったか…

俺は洞窟から出て人々が集まる

避難所へと向かった



はじめ
はじめ
嘘だろ……
俺は避難所に入った途端

目の前の光景に目を疑った




身体中傷だらけの人

感染病にかかって寝たきりの人

親を失って1人になった子供達………

衝撃的だった

戦争で苦しむのは兵士だけじゃない

なんの罪もない民間人も苦しんでいる


俺は胸が痛くなった

りえ
りえ
大丈夫ですか………?
ボーッと突っ立っている俺に

1人の女性が話しかけてきた
はじめ
はじめ
あ、え?
りえ
りえ
右腕………
そう言われて気がついた

俺の右腕からは赤い液体が流れ出ている
はじめ
はじめ
大丈夫ですよ、このくらい
りえ
りえ
でも傷口から菌でも入ったりしたら
大変なことになりますよ?
あ、手当するんで
ちょっと待ってて下さい
そう言って彼女は避難所の奥へと向かった
りえ
りえ
そこに座ってください
救急箱を持ってきた彼女は近くの椅子に

座るように言った

断りにくくなった俺は仕方なく腰をかける
りえ
りえ
兵隊さんですか?
手当をしながら聞いてきた
はじめ
はじめ
そうです。下っ端でしたけど
りえ
りえ
下っ端でも凄いじゃないですか。
私たちのために命がけで戦ってたんですから
はじめ
はじめ
そうですかね…
りえ
りえ
私はそう思いますよ
彼女は慣れた手つきで俺の右腕に包帯を巻く
りえ
りえ
はい、これで大丈夫です
はじめ
はじめ
ありがとうございます
頭を下げる
りえ
りえ
あ、名前言ってませんでしたね。
私、りえと言います。田中りえです
看護師をやってます
はじめ
はじめ
長谷部はじめです
りえ
りえ
はじめさんですね。
あの、もし良ければ私達の部屋に来ませんか?
はじめ
はじめ
部屋ですか?
りえ
りえ
はい、いくつかの部屋に分かれて
生活してるんです。私の所はほとんど
10代の子達ばかりで騒がしいんですけど宜しければ……
今までいた兵隊の指令本部は敵軍によって

焼かれてしまい、もう俺には居場所が

なくなっていた

はじめ
はじめ
皆さんがいいのなら…
りえ
りえ
大歓迎ですよ、案内しますね
そう言ってりえさんは歩き出した

その後に慌ててついていく



元々学校だった場所を避難所にしているため

多くの人が雨風をしのぐことが出来る

りえさんと俺は1階の奥の部屋に入った



優心(シルク)
優心(シルク)
あ、りえ姉さん
部屋にいた1人の青年が俺達に気がついて

声をかけてきた
大輝(ンダホ)
大輝(ンダホ)
あれ?新しい人?
りえ
りえ
そう、はじめさんって言うの
今日から一緒にこの部屋で生活するからね
ほら、自己紹介!
優心(シルク)
優心(シルク)
言われなくてもするよw
絹谷優心です!
大輝(ンダホ)
大輝(ンダホ)
本間大輝です!
将太(マサイ)
将太(マサイ)
政井将太です
豊(モトキ)
豊(モトキ)
元川豊で〜す
明(ぺけたん)
明(ぺけたん)
田上明でーす
達也(ダーマ)
達也(ダーマ)
飯田達也…
隆(ザカオ)
隆(ザカオ)
達也、(です)つけろよw
達也(ダーマ)
達也(ダーマ)
うるせぇな
隆(ザカオ)
隆(ザカオ)
まぁいいや…w湯川隆です
里美
里美
山下里美です、お願いします
8人とも俺より年下だな

はじめ
はじめ
長谷部はじめ、23歳です
大輝(ンダホ)
大輝(ンダホ)
あ、りえ姉さんと同い年じゃん!
初めて聞いた
りえ
りえ
ちょっと大輝!
里美
里美
女性の年齢を簡単にばらさないの
全く……
里美ちゃん、この中で一番年下だろうに…

しっかりしてるな……
将太(マサイ)
将太(マサイ)
里美…相変わらず怖ぇな…w
里美
里美
当たり前の事言っただけ
将太(マサイ)
将太(マサイ)
ひぇー!w
達也(ダーマ)
達也(ダーマ)
てか勝手に住人増やしていいの?
管理人のおっさん怒らない?
りえ
りえ
大丈夫大丈夫!私が何とかしとくから!
いや、本当に大丈夫なのか……?


でも取り敢えず

地球に戻るまでの居場所は

見つけられて良かったな…