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第2話

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2021/03/22 15:33
こんな馬鹿げた契約を交わしたのが1週間前のこと。


1ヶ月10万円で友達なんて詐欺のような馬鹿げたことする訳ない。


高校生で10万円なんて金持ちじゃないと払えないし絶対に無理。


大体、私に懐く時点で変だけどそこまで馬鹿な訳ないよね。
そんな馬鹿げたことする訳ないよね…


ないよね…?
広瀬 春
神谷さん、10万円持ってきました!
神谷 結月
えっ!本当に持ってきたの!?
茶封筒の中を確認すると中にはきっちり1万円札が10枚入ってあった。
広瀬 春
あっ、全部ちゃんと本物ですよ。
これでこの1ヶ月はお友達ですよね!
何でもないような顔で言う彼に私は呆気を取られた。
神谷 結月
このお金…どうしたの…?
広瀬 春
貯金とバイトと他にもちょっと…
来月も払えるように準備してますよ!
神谷 結月
来月も払う気なの!?
と言うか…貯金をこんなことに使っていいの?
提案したのは私だけどさすがにこれは心配になる。
広瀬 春
はい。自分の好きな事の為に貯金してたお金ですから
神谷 結月
こんな馬鹿げた契約のどこが好きな事に繋がるわけ?
広瀬 春
僕は、神谷さんとお話出来るだけで幸せなんです。だから10万円は幸せを買っているのと一緒なんです。
幸せになるのを嫌いな人は居ないでしょ?
駄目だ。麻痺してる。完全に頭が馬鹿になってる。


「こんな馬鹿げた契約を出してくるような人だったんだ」


って見損なわれて


「最低な人だからもう近付かないでおこう」


で近付いて来ないと思ってたのに…


想定外過ぎる…


何で私なんかの為に10万円が払えるわけ?


本当に嫌い。大嫌い。