(って先生に着いてきちゃったけど……どうしよう……)
ここだ、
あ、はい!
失礼します!
失礼します……
どうされました?
転入生が足をくじいてるらしくてですね……
あーそうなんですね!
じゃあ見るからこっちおいで!
あ、はい!ありがとうございます!
じゃあ私は戻りますのであとよろしくお願いします!じゃああなた後で職員室来いよ
はい!ありがとうございました!
ガラッ
どこが痛むの?
(あ、やばいっ)
あ!えっと……右足首です!
右足首が痛むのね!
えっと……腫れてはいないけどどんな感じで転んだの?
あ、走ってる時にグキっと……
ねぇ嘘ついてたりしない?
あ、えっと…ごめんなさい……嘘ついてました。
なんで嘘なんか着いたの?
合ったことを話す。
事情は分かったけど嘘は着いちゃダメよ!
じゃあ先生にバレないように包帯だけ巻いとくから!
あ、ありがとうございます!
包帯を巻く。
よし!これで大丈夫!
あ、ありがとうございます!
あ、あとあなた日本の人よね?
あ、はい……
何で韓国に引っ越してきたの?
あ、親が再婚した感じで……
じゃあ話を聞く限り、お兄ちゃん達ってナムとジンとユンギとホビとジミンとテテとグク?
あ、はいそうです
それじゃぁわざわざ韓国まで大変だったわね
なれない学校で大変なこともあるだろうけど頑張ってね!なんかあったら先生に言いなさい!
あ!ありがとうございます!
(この先生いい先生かも……)
ガラッ
ありがとうございました!
いいえ!
(((((*´・ω・)トコトコ
ってアレ。職員室どこだ?
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。