第18話

14話
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2019/04/17 14:37




『ッ…………』


なんとなく、怪しく笑う姉は


あのころとなんにも変わっていなかった。


👩「さッ、身体、雨に濡れて気持ち悪いでしょう?家に入ってお風呂でもはいりな」



なんて言って 私を手招きする。



怖い。



怖いよ。



何故今頃になってここに帰ってきたのか


きっと何かしらの狙いがあるはず


そうとしか捉えることのできない私は


きっと誰よりも性格が歪んでいるんだろう。



🐭「おい」


家に入る前に ゆんぎさん に引き止められた。


『………』



🐭「明日も待ってるから……」



🐭「明日、これを持って来て。」



そう言って手渡されたのは



” VIPカード ” と金色のフォントで書かれたカードだった。



『これって……』



🐭「明日来なかったら殺す((」



『笑』



『うん、分かった。』



私の返答に安心したのか、ゆんぎさん は ふっと笑ってから



🐭「じゃあな!!」



そう言ってまた雨の中に姿を消した。



しばらく、ゆんぎさん の背中を見つめていた。



👩「あなたは ああいう人が好きなの?」



そう言って後ろから話しかけられた。



『……そんなことないよ』



私は必死に笑顔を取り繕って言う。



👩「そうよね〜」



👩「だって……」




















👩「あなたは一生私の ” 引き立て役 ” なんだから……」










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