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第17話

「決戦」の幕開け
「未玖姉」もとい、お母さんと和解したあたし。

今まで、何のためにお母さんを探し続けてきたのか。


未玖姉自身の気持ちを知りたい。
会って、色んな話がしたい。
聞きたい事が山ほどあるんだから、
未玖姉に問いかけたい。



こんな感じで、目的をなんとなく思い出した。
未玖
んー…そろそろだよ?
エストロニア、準備出来てる?
エスト
エスト
お母さん…!あたし、頑張ってくる!
マエル、今回はあたしに任せてくれる?
マエル
マエル
…分かった。大変そうだけど、
エストならやれるって信じてるから!
エスト
エスト
うん…!ありがと!
そう言って、あたしは
お母さんとマエルの元を離れた。


正直に言うと凄く怖いし、逃げたい。
お母さんの「光闇」の強さはよく知ってる。
あたしなんかが到底敵う相手じゃないのも、
もちろん知っている。



けど、お母さんの「闇」の部分が見せた、
あの時の誓いは嘘じゃない。
辛そうな表情である事も見てとれた。


だから、あたしが逃げちゃダメだ!
エスト
エスト
未玖姉達〜?居るんでしょー?
あたしだよ!エストロニア!
未玖(光)
闇もお人好しなんだねー…?
エストロニアとの決戦を望むなんて。
未玖(闇)
それは少し違うわよ…
あの時から、そう思っただけ。
エストロニアは伸び代が大きすぎる。
その伸び代に早めに気づいて試すの。
エスト
エスト
ふーん…それ、褒めてるんだ?
「光闇」から意外な称賛を受けていたあたし。

やっぱり未玖姉がお母さんって気づいた以上、
褒められるのも無理ないし…
未玖(闇)
エストロニア。警告するわね…
貴方は私と光にはまだ及ばない。
未玖姉の言う「闇ちゃん」から、
とんでもない宣戦布告が来た。

俗に言う「ビッグマウス」なのかな?
エスト
エスト
バカだなぁ…そんな事分かってるよ!
お母さんの秘術なんだから、
あたしは勝てなくて当然だよ!
けどさ、あたし…決めたんだよね。
「闇ちゃん」の宣戦布告に対して、
あたしは挑発する。


未玖姉の側にいた、あたしだから分かる事。


未玖姉は、あたしの想像より凄い人。
「時を司る神」は、物凄く偉大な人。

エスト
エスト
あたしはお母さんの後継者になる。
だからあたしは今、ここで誓う!
「時を司る者」は、
貴方達二人の想像より、
もっと凄い人に成長する…!
未玖(光)
へぇ…言うね♪
エスト
エスト
お母さんはあたしを見てくれてた。
例え、本性が分からなくたって、
注いでもらった愛情は分かる。
あたしはお母さんの子孫だから!
未玖(闇)
エストロニアも、育ったじゃない。
なら、始めましょう?
私達、「光闇」と貴方。
どちらが凄いのか…
これは一世一代の勝負よ?
エスト
エスト
そうだね…ならあたしも、
全力で行かせてもらうよっ!!
あたしの眼に、焔の様な感覚が走る。
身体が雷に撃たれたかのように、
強い衝撃で満たされる。


あたしの新しい目的「光闇との決戦」が、
この瞬間に、始まりを告げた。