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第24話

おかえりなさい
お互いの気持ちを言ってから、
少し経った。

あたしとお母さんは、マエルに
会う準備をしていた。
エスト
エスト
マエル。アンタの事はあたしが守るよ…
あたしは思わず、マエルの事を口に出した。

やっぱり、あたし自身でも
会いたいって気持ちは誤魔化せないんだな…
未玖
エストロニアなら、大丈夫だよ♪
焦らなくても、絶対にね♪
未玖(光)
そうだよー!
私と闇を圧倒出来たんだからさ!
未玖(闇)
心配はいらないわよ…
遠慮することもないわ。
御子の務めを果たす…それだけでいい。
そんな事を言っていると、
3人分のお母さんから
優しい言葉が返ってきた。

「光闇」も、あたしの力を認めてくれたらしい。

そんな事実でも、ちょっと嬉しかった。
エスト
エスト
あ、あたしだけで行くよ…
マエルに今のお母さん会わせたら、
多分びっくりするだろうし。
未玖
はいはーい!分かってるよ!
いってらっしゃい、エストロニア♪
いつも優しいお母さん。

あたしは支えられながら、
ゆっくりとマエルの元に駆けていく。
マエル
マエル
大丈夫かな、エスト…
エスト
エスト
…!マエル…!
心配そうにするマエルを見つけた。

あたしが苦労する必要は、多分なかったかな?
マエル
マエル
エスト…なのか?
その瞳…前と全然違う。
エスト
エスト
あ、これ?実は、あたしさー…
何も分かっていなさそうなマエルに、
あたしは今まで何があったのか…
そして、どうしてこうなったのか等を、全て話した。
マエル
マエル
「時を司る御子」…か。
エストも、凄かったんだね…
エスト
エスト
はぁ…何言ってんの?
確かに言い伝えは伝説だけど。
あたしはまだ力が足りてない…
アンタを守るって決めた以上、
強くなるしか…ないじゃん?
マエル
マエル
…そっか。
でも、僕はそんなエストが好きだ。
真っ直ぐに目標を見据えてる…
昔の僕よりかは、断然かっこいいよ。
エスト
エスト
す、好き…!?ば、バカっ!
なんでいきなり…
なんでかは自分でも知らないけど、
「好き」って言葉に、反論していた。

あたし自身、そんな事を
言われるなんて思わなかったからだろう。
マエル
マエル
僕はもう大丈夫だよ。
その真っ直ぐとした瞳。
これからも凄くなると思うんだ。
だから、エスト…強くなってよ。
もしまた会えた時に、僕は
そのエスト自身の強さが知りたいんだ。
好きだ…って、もう一回言いたいし。
エスト
エスト
こんなあたしを好き…って言っても、
後悔しかしないと思うけど?
でもさ、ちょっと嬉しいよ。
そんな風に、あたしを見てくれてたって
考えると、余計に嬉しい…
あたしとマエルは、お互いを見て笑いあった。

「また会えた時の為に、強くなってほしい」


これは、「大切な人」から
あたしに向けられた挑戦状…と言った所かな?


なんにせよ、燃えてきた!
エスト
エスト
じゃ、あたしは行くよ!
アンタも無事に過ごしてなよー?
マエル
マエル
あはは、ありがとう…
離れてても、僕は
エストを応援するからさ。
頑張ってきてね、御子として。
エスト
エスト
当たり前でしょ!
いちいち心配すんなっての!
手を振るマエルを見ながら、
あたしはお母さんのところに戻っていく。


ほんっと、アンタってバカだよね…