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第16話

お母さん
エスト
エスト
そういえば、前に闇の未玖姉が
何か言ってたんだよね…
未玖
えーっと、闇ちゃんが言ってた事…?
もしかして、あの事かな?
未玖姉本人に会う前に、
あたしは未玖姉の闇からある事を告げられていた。




「次は決戦で会う事になる」と。




あたしが太刀打ちできるような
相手じゃないのは分かる。

マエルへの負担も、普段とは比べ物に
ならないと見ていい気がする。
未玖
うちは決戦なんて望んでないけどなぁ…
マエル
マエル
と言うよりも、僕が一番大変なの
知ってるでしょ…
僕以外全員「時を司る神」なんだから。
未玖
ふふ、なんかごめんね〜♪
未玖姉は乗り気じゃないけど、「未玖姉の闇」が
言うんだから、これはあながち間違いじゃないし、
正論であるとも言える。
エスト
エスト
決戦ってどういう意味なんだろ…
そうこう悩んでると、何故か気分が落ち着いてきた。

未玖姉の「光闇」との勝負っていう好奇心が、
あたしの心を踊らせているのかもしれない。
未玖
まー…あの2人には、
うちから話しとくからさ?
エストロニア達は、
これからどうするか考えて!
うちも話したい事はたくさんあるから…
エスト
エスト
うん…!未玖姉…ありがと!
さっきまで奇襲をしようとしてた自分が
何故か許し難くなってきた。


未玖姉は未玖姉で、愛情を注いでくれている。
あたしの本当のお母さんなんだって分かった。
エスト
エスト
お母さん…!さっきはごめんなさい!
お母さんの事、ずっと探してたから!
未玖
ふふ♪別にいいんだよ〜?
と言うよりも、初めてだね。
エスト
エスト
えっ…?どういう事?
未玖
決まってるじゃんっ♪
うちを「未玖姉」じゃなくて、
「お母さん」って呼んでくれた事だよ?
エスト
エスト
っ…!お母さん…っ!
お母さんの後継者、なれてるかな…?
未玖
大丈夫、ちゃんとなれてるよ♪
うち、すごーく嬉しいやんね♪
思わず涙を流すあたし。
すぐさま「未玖姉」だったお母さんは、
あたしの元に駆け寄る。


こうして会えた事、話せた事が嬉しかった。


お母さんも話したい事がある。
それだけの事実が嬉しかった。




「時を司る神」月詠未玖。
昔でも、今でも、「未玖姉」って呼んでる。


あたしの住んでた世界とは、
別世界で会う事になってしまった。


それだけが、唯一の気がかりな点だった。


けど、そんな不安は嘘になった。






だって、あたしの大好きな「未玖姉」は、
あたしの大切なお母さんだから。