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第5話

情報提供から一転
エスト
エスト
…未玖姉について知ってる事は?
マエル
マエル
うーん…最近の噂としては、
「自由奔放な神様」が目立ってる。
もちろん、「時を司る神」もね。
エスト
エスト
「自由奔放」…か。
未玖姉、ほんと何やってんの…?
マエル
マエル
幻想郷って場所以外にも
出没するって話も聞いた気がする。
そこ以外はまだ掴めてないんだ。
情報を伝えてる内に、マエルには
「悔しさ」が溢れてるんだって事に気づいた。

「未玖姉」の子孫であるあたしに
もっと情報を伝えたかったんだろうな…
エスト
エスト
それだけでも充分だよ、マエル。
その…ありがと。
マエル
マエル
あはは、それはどうも。
エストは意外と素直じゃないんだね…
意外だなぁ…ちゃんと
「ありがとう」って言えばいいのに。
エスト
エスト
ん?何?不満でもあるわけ?
マエル
マエル
いやいやいや、
そんなわけないじゃん!?
エスト
エスト
…ま、いっか。
でもさ、マエルも怪しいね?
見た目があたしと同じくらいだから。
マエル
マエル
怪しいとこなんてないだろ…
…でも、疑ってるわけではないよね?
エスト
エスト
疑ってはない。
けど、あたしと「同じ」人が
居るなんて思わないから…
マエル
マエル
「同じ」?どういう事?
エスト
エスト
あたしさ、とある呪いを抱えてるんだ。
「身体」に対する奴だけど。
マエル
マエル
…呪いか…だから僕と
同じくらいに見えるのか。
エスト
エスト
実年齢は800くらいだけどね。
笑っちゃうよね、こんな見た目してさ…
マエル
マエル
…僕は20歳、かな。
小声でそっと呟くようにしたマエル。
けど、あたしは見逃してなかった。
エスト
エスト
…でもさ、実年齢は
あたしより上でしょ?
マエル
マエル
…流石に見抜かれてたか。
エストと同じく、こんな見た目だけど…
僕はこれでも約1000歳なんだ。
エスト
エスト
未玖姉とそんなに変わんないね。
えーっと…その…情報ありがと。
マエル
マエル
礼なんかいいよ、提供したかったしさ。
もしよかったらだけど、
一緒に探してみる?
マエルとの会話は楽しかった。

んで、話の終わりに持ちかけられた。


「未玖姉」を一緒に探す、と。


でも、これは未玖姉を探す
大きなキッカケになっていく。



でも、それはあたしもマエルも
まだ気づかない。



むしろ、まだ「気づけない」事だった。