「光闇」との決戦が終わってから、
既に1週間は経った。
あたしは、お母さんの「能力」を
教わる事となった。
使いこなせるか、物凄く不安だ。
それから、お母さんの能力を
取得するための練習、
いわゆる「教育」が始まった。
少しずつ、力が強くなっている気がする。
お母さんの教え通り、あたしはコツを掴んでいく。
こんな風に努力するのは、初めてだ。
そして、約2,3時間後。
教えの通り、あたしは「慣れて」みせた。
身体がふわふわで、軽く感じる。
お母さんの言う通り、疲れが
感じられる気配がない。
決戦後に持ちかけられた、
お母さんの「能力指導」。
ほんの少し、成長出来た気がする。
後は「時を司る御子」として、強くなるだけ!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。