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第13話

君と、体育館で
学校に着いて、教室に入る。

かばんを机に置いて、ため息。
葉山 日菜
葉山 日菜
(今日も、ノートを見せられなかった)
藤間くんもあの駅を使うということは、今後はふたりで会うのは難しくなる。
葉山 日菜
葉山 日菜
(あの時間は、もう終わりになるのかな)
沙耶
沙耶
日菜、次体育だよ。早く行かないと、着替える時間なくなるよ
葉山 日菜
葉山 日菜
え?
昼休みが終わり、机に頬杖をついてボーッとしていると、
沙耶ちゃんが体操着が入ったバッグを抱えて、呆れた顔をして立っていた。
黒板の横にある時間割りを見上げて、ハッとして立ち上がる。
葉山 日菜
葉山 日菜
ごめん、ありがとう
沙耶
沙耶
今日、ずっと変だよ。ご飯食べてても、おかしな返事しかしないしさ
沙耶
沙耶
熱でもあるんじゃない?
葉山 日菜
葉山 日菜
そんなことないよ。大丈夫
体操着へ着替えも終わり、体育の授業が始まっても、相変わらず私はボーッとしていた。
葉山 日菜
葉山 日菜
(二日連続で、あまり眠ってないから……)
体育はいつも、男子と女子で体育館を半分ずつ分けて使う。
授業内容は、どちらも同じ。

今日は、バレー。

男子と女子の間には仕切りのネットがないから、たまに向こうのボールが飛んできたりもする。
クラスの女子
日菜ー! いったよ!
葉山 日菜
葉山 日菜
はぁい!
こちらに向かってきたボールをレシーブすると、ポコッと情けない音と共に、
ボールがあさっての方向に飛んでいってしまった。
葉山 日菜
葉山 日菜
ごめんなさい!
クラスの女子
いいよ、いいよ
男子の使っているコートまで転がっていったボールを、回収しにいく。

男子のほうは、サーブの練習をしているらしい。
転がったボールを手に取ろうとしたら、先に誰かが持ち上げてくれた。
藤間 修
藤間 修
ほら、お前がぶっ飛ばしたボール
葉山 日菜
葉山 日菜
ありがとう……
葉山 日菜
葉山 日菜
(言い方に悪意があった気がするけど)
お礼を言って、自分たちのコートに戻る前に、男子の練習風景を見る。
葉山 日菜
葉山 日菜
(あ、河内くん)
友達と笑い合っている姿を見つけて、立ち止まった。
葉山 日菜
葉山 日菜
(笑顔可愛い……)
クラスの女子
日菜ぁー、ボールあったー?
葉山 日菜
葉山 日菜
あっ、う、うん!
戻ろうときびすを返すと、後ろから腕をつかまれ、強制的にストップがかかる。
葉山 日菜
葉山 日菜
!?
その相手は、藤間くん。
葉山 日菜
葉山 日菜
あの、なに?
藤間 修
藤間 修
別に
すごい力で引き止めた割には、あっさりと離されたことを不思議に思う。
葉山 日菜
葉山 日菜
(何か、用があったのかな)
ボールを持って、女子のコートへ戻る。
体を動かしたおかげで、少しは眠気が飛んだけど、まだだるい感じ。
沙耶
沙耶
日菜! 危ない!
応援席として使っている壇上だんじょうから、沙耶ちゃんの叫び声が聞こえる。
反応をする暇はなかった。
目の前にボールがあって、避けなきゃと思う前に、視界が真っ暗になった。
河内 恭介
河内 恭介
葉山!
葉山 日菜
葉山 日菜
(気のせいかな、河内くんの声が聞こえる)