第3話

4話
324
2021/03/31 08:34


「おまたせ!!」


あれから少したって勢いよく扉が開いた
奥から出てきたのはニコニコしながら手にでかい鍋を持った彼


「ごめんな遅なって。はい!いっぱい作ったから遠慮せずに食べてな!」


.......
彼が持ってきた鍋の中いっぱいに美味しそうな雑炊.......かなりの量だな、、

「あ、、やっぱり量多かった?まぁ無理して食べんでもいいからな!」


そう言われて俺はそのまま雑炊を口に運んだ
さっきとは味が少し違うがこれまた美味い


「味は大丈夫そうやな.......じゃあちょっと悪いんやけど少しここで待っててくれへん?俺今から用事あってここ開けるから。あ!念の為友達に家来てもらうことになってるから、なんかあったらそいつによろしくな」


「へ、、、」


「じゃあな、」


「あ.......あの!」


「ん?」


「ありがとう.......ございます。その、助けて貰っただけじゃなくてご飯まで」


「.......。何言うてんの‪w困ってる人おるなら助けんのは人として当然のことよ。お礼言われる様なこと俺はしてない。じゃあ___」


「なーにがじゃあだよばーか」


「っ!」


「あっさっちゃ!速かったんやな」


さっちゃん.......?


「まぁ俺今日暇だったしな。それになぁジェル!怪我人の面倒見といてくれだけじゃ訳分からねぇだろうが!ちゃんと説明しろっての」


「あれ、説明してなかったっけ?」


「何一つされてねぇよ」


誰だ.......この人さっき言ってた友達?


「で、こいつ?その行ってた怪我人っての?てか、怪我人なら俺じゃなくてるぅとの方がいいだろうが」


「るぅちゃん忙しいんやもん。な、お願い!」


「お前今から集まりあるんだろ?だったら断れねぇだろうが.......分かったからさっさと行ってこい」


「ありがとうさっちゃん!」


そう言って嵐のように去っていった




















































「で、お前は一体何もんだ。誰に言われてここに来た?」

プリ小説オーディオドラマ