第7話

決断したのに
19
2020/12/20 13:00
あの後、何とか仕事を終えて翌日になった。




悩んだ結果、彼には彼女がいるので断ることにした。




橋本冬華
橋本冬華
おはよう
柊崇裕
柊崇裕
おはよう☀
橋本冬華
橋本冬華
ごめん。クリスマスの日一緒に過ごせない。
柊崇裕
柊崇裕
あっ、そうなんだ。
柊崇裕
柊崇裕
理由とか聞いてもいい?
橋本冬華
橋本冬華
崇裕には彼女がいるじゃん。私なんかじゃなくて彼女と過ごしなよ。

このメッセージを送ってから5分既読はついているけ

ど、中々返信が来ない。





冷たく言っちゃったかな…



あ〜嫌われたらどうしよう!




ピロン


柊崇裕
柊崇裕
今すぐ会いたい。



そう送られてきて、待ち合わせしたのは私の家の近

くの公園。






橋本冬華
橋本冬華
どうしたの?
柊崇裕
柊崇裕
あの、さ…言いたいことがあって…
橋本冬華
橋本冬華
何?
柊崇裕
柊崇裕
俺、彼女いない。
橋本冬華
橋本冬華
えっ?
柊崇裕
柊崇裕
嘘ついてごめん。
橋本冬華
橋本冬華
なんで?
柊崇裕
柊崇裕
えっ?
橋本冬華
橋本冬華
なんで嘘ついたの?
柊崇裕
柊崇裕
あの時、久しぶりに冬華に会って、動揺してしまって思わず…。
柊崇裕
柊崇裕
だから、クリスマスの日のこと本気で考えて欲しい!
柊崇裕
柊崇裕
それだけ言いたかった。こんなことで呼び出してごめん。
柊崇裕
柊崇裕
待ってるから。
そう言って彼は公園から立ち去って行った。






私は驚いたけど少し嬉しいと思った。









返事、どうしよう。










心の奥底では決まってるはずなのに、何かが私に1歩

を踏み出せないブレーキとなっていた。

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