あなたside
『·····ってことがあってさぁ』
真宮「うわっ災難。でもいいじゃん。隣に置いてやるって言われてんだよ?」
『態度がムカつくの。あんなやつだとは思ってなかったわ····』
あの出来事の次の日
私は奈子に報告
あんなの報告しないほうがおかしいでしょ?!?!
真宮「そーいや今日静かだね」
『あーうん確かに·····?』
今日は永瀬ファンクラブの人達が静かだ
今日来てないのかなぁ
朝学活のとき、先生から
永瀬は休みだと聞いた
あんなやつでも休むんだな
仕事かな
正直、どうでも良かったけど
ここで問題が起きた
先生「永瀬のプリントだけど·····あぁ、佐原、届けてくれ」
『へ?!なんで私なんですか?!』
先生「永瀬が、佐原に届けさせろって。頼んだぞ」
『いや、私、家知らない·····』
先生「あぁ、それはあとで教える」
··········最悪だ
一難去ってまた一難とはこういうことか?
**NEXT
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!