第20話

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2020/01/22 12:21
あなたside










ピーンポーン













永瀬の世話(?)をした次の日














昨日の永瀬はいつものとは全然違った













やっぱ人って熱出ると変わるのかな














いつもの時間に出ようとしたら、チャイムがなった












『はーい·····え、なんで』












永瀬「なんでって·····」













ドアの先には永瀬が立っている














永瀬「迎えに来た」













『いや別にいらないけど。てか体調は?』














永瀬「へーき。下がった」














『ふーん。てか別に迎えいらないんだけど』













永瀬「ええやん。彼氏やし」













『だから偽じゃん』













永瀬「もぉええやん。はよ行こー遅刻したくないし」












『うわっこんな時間じゃん。行ってきまーす』













鍵を閉めて、歩き出す













私の隣を永瀬が歩いてる













『違和感しかないんだけど』













永瀬「そんなん俺もや」





















しばらく歩いて、学校が近くなると、チラチラと視線が












『ねぇ·····見られてるよ』














永瀬「見せつけてやろうや」




















どうしてこうなってしまったのか



















学校に着いてからが1番大変













永瀬はあっという間に囲まれて、私はいつの間にかがやの外












永瀬「ちょ、どいてや」














永瀬が女子達をどかすように歩いてきて、私の腕を掴む












永瀬「こいつ、俺の彼女やから。なんかしたら許さないからな」













たくさんの生徒が見てる中、そういった永瀬















私の平和なスクールライフが崩れる音がした





















**NEXT

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