『ねぇゆんちゃん』
🐭「………」
『ねぇってば!』
🐭「ンだよ」
『ゆんちゃんって案外可愛いところあるんだね笑笑』
🐭「…………」
『あー、また無視する!』
🐭「…………」
『もういい!一人で帰る!』
するといきなり手を掴まれて
🐭「勝手に騒いで怒るなよ……」
『……え』
🐭「なにしてんだよ。早く帰る。」
なんだかんだいって私の事最後まで送ってくれる。
『ありがと、ゆんちゃん。』
🐭「ん。」
🐭「あ、」
私が家のドアを開けようとしたらいきなりゆんちゃんが何かを思い出したかのように声を出す。
『どうしたの笑笑』
🐭「お前……」
🐭「あの先生のこと好きなのかよ。」
『いやあれをどう好きなる?( ˙-˙ )』
🐭「………そうか」
『なんでそんなこと聞くの笑笑』
🐭「別に………」
『あそ笑笑』
🐭「あ、でもあいつとは……」
🐭「あんま仲良くしないで」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!