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2021/11/17

第2話

2☁*°
香織
結局持って帰ってきちゃった…



1Kのささいなアパートの一室




香織は木製の座卓の上に封筒を置く
香織
とりあえず開けてみよっかな…
香織は着替えもせずに封筒を開ける



中からは出てきた固いものの正体は1つのUSBだった
香織
USB…
香織
もしかして大事なものだったりして…


急に心臓が早鐘を打つ


香織は急いでパソコンを持ってくる
香織
とりあえずパソコンで中を開いてみて…
香織
開いたら誰の持ち物か分かるかもしれないし


USBをパソコンに差し込むと
中のファイルを確認する



そこには…
香織
音声ファイル…?
香織
しかも、これ以外に何も保存されてない…
香織
ちょっとだけ聞いても大丈夫かな?



未だに早鐘を打ち続ける香織の心臓




ゆっくりとカーソルをファイルに合わせてクリックする



少しの静寂の後、衣擦れの音がする
あ、あ、
これで録音できてるのかな?



聞こえてきたのは男性の声


録音ができてるか心配しているようだった
はじめして…でいいのかな?
このUSBを拾ってくれてありがとう



ゆっくりとは優しい声色で音声ファイルの彼は話し出す
爽汰
俺の名前は爽汰って言います
爽汰
別に、ウイルス入ってるとか、何か怪しいものとかそういうのじゃ無いから安心してね!?

爽汰と名乗った男は焦ったように話す
爽汰
実は、大事なものを“ なくした ”んだ
爽汰
だから…
爽汰
ちょっとだけ
俺の話に付き合ってくれないかな?
爽汰
怪しいことは俺が1番わかってるし
興味ないって思うかもしれない
爽汰
だから無理にとは言わないよ
爽汰
でも…もし君に時間があるのなら
爽汰
君が少しでも俺に興味を持ってくれるなら
爽汰
俺の話…大切な俺の思い出話聞いてくれる?


優しい声


初めて聞いた声のはずなのに
香織はとても落ち着いた気持ちで話を聞いていた





いつの間にかうるさいくらいに鳴っていた鼓動は静かに
そして落ち着いた音を立てている





香織は足を崩してパソコンの前に座る



爽汰
ありがとう
まるで、香織が何をしているのか見えているかのように
爽汰は言う



爽汰
じゃあ、どこから話そう…w
爽汰
そうだ
爽汰
今日、ベランダのプランターで育てていた
ガーベラの花が咲いたんだ
爽汰
だから、この花を植えた日の話からするね






……To be continued