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2021/11/18

第3話

3☁*°




音声ファイルの彼…爽汰はゆっくりと語り出す



(ここから地の文も爽汰の台詞になります)



3年前のあの日



俺たちは幸せに浮かれながら
今俺が住んでるこの部屋を訪れたんだ
彼女
綺麗な部屋〜!!
いつも明るく笑っていて朗らかな彼女は
顔を輝かせて新居を見て回る


彼女と俺は幼馴染だった


18年の片想いをついに実らせたのは新居を訪れた1か月前


ちょうど高校の卒業式の日だった





なかなか幼馴染ポジションから抜け出せず
なんとも言えない想いで過ごし続けた高校生活



ついに彼氏彼女になれた俺はとてつもなく浮かれていた
爽汰
気に入った?
彼女
めっちゃ気に入った!!
彼女
日当たりもいいし、景色もいいし…
彼女はベランダの入口を開ける



少し温かさを残した春の空気が入り込み
彼女の髪が風で揺れていた



彼女
ねぇ、爽汰  これ見て
彼女はベランダの何かを指さしていた
爽汰
これって、プランター?
彼女
そうみたい
彼女
まだ全然使えるのに…
彼女
前の住人さんが忘れてっちゃったのかな?
爽汰
そうかもな
爽汰
処分…するか?
彼女はじっとプランターを見つめた後
何かを閃いたように俺の方を向いた
彼女
ねぇ、2人で何か育てようよ!
彼女
忘れ物を私たちが見つけたのも
なにかの縁かもしれないし
彼女
それに、私お花育ててみたい


何か新しい発見した子供のように目を輝かせる彼女


その無邪気な笑顔を見て俺も顔を綻ばした
爽汰
いいよ
爽汰
でも、何育てるの?
彼女
うーん、
彼女
何にしよww
爽汰
決まってないんだw



それから彼女は植える花をかなり長い間考えていた


そして、植える花が決まったのは入居してから1週間後


引越しの片付けも終わってひと段落した頃だった





彼女はスコップを片手にプランターにそっと土を入れていた
爽汰
何を植えたの?


そう俺が聞くと彼女はいたずらっぽい笑みを浮かべて
口元に人差し指を当てた



彼女
秘密!!


だから、俺はなぜ彼女がこの花を
ガーベラの花を植えたのかを知らないんだ




……To be continued