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2021/12/15

第5話

5☁*°


あれから2週間


彼女は未だに目を覚まさない


できることならずっと傍に居てあげたい


それなのに俺は運が良いのか悪いのか…


仕事の関係で俺は海外へ行くことになってしまった


彼女が目を覚ましたら、すぐに連絡を貰えように
彼女の家族にも病院にも伝えた











そして、ついに出発の前日


俺の元に病院から連絡が届いた


彼女が目を覚ましたという連絡だった






2週間前と同じ


俺は息を切らせて病室にかけこんだ



そこには酸素マスクで横たわる彼女ではなく
いつもの笑顔で笑っている彼女の姿
彼女
あ、…
俺に気づいた彼女は目を丸くしていた


そしてふわりと笑ってくれる
彼女
どちら様ですか?


優しい笑顔とは真逆の冷たい言葉


俺は何も答えることが出来なかった








話を聞くと、彼女は一時的な記憶喪失らしい


しかも、俺に関することだけを
すっかり忘れてしまっていた





傍にいてあげれるのなら


彼女に寄り添ってあげれるのなら


俺は彼女に俺のことを話していたかもしれない



でも、俺は傍にいれないのが分かっていたから


俺の事を話すことはやめた



そして、俺が居ない間
彼女に俺のことを話さないように口止めもした




だって、俺のことを忘れていたなんて知ったら
彼女は自分のことを責めてしまう気がしたんだ


そして、その時俺は傍にいてあげれない





正直すごいショックだったよ





大好きな彼女が俺のことを忘れてしまう
















海外での時間はとても長く感じた



幼馴染だからこそ
彼女が傍に居ない時間なんてありえなかったから








彼女が居ない空白の時間



でも、そんな時間もついに終わると思った



今年になって俺は日本に帰ってきたんだ



もちろんまっさきに彼女の元を訪れた



それなのに……




彼女は俺の前から姿を消してしまったんだ










俺が海外へ出発する前日



彼女から俺の記憶が無いことがわかったあの日




あれ以来俺は彼女と会っていないんだ











……To be continued