~家~
母「えぇ、お兄ちゃんにも会えると良いね」
母「体調には気を付けるのよ~」
どうもこんにちは!
って、僕誰に向かって
話してるんだろ…
まぁ、良いや!
じゃあ、2回目のこんにちは!
僕の名前はあなた・ブッチって
言います!
え?挨拶よりもさっきのお兄ちゃんって
言葉が気になる?
それはね~
僕の双子の兄の事だよ!
昔生き別れてずっと会えてないんだ…
だから、会えるかな?って楽しみ!
~ナイトレイブンカレッジ~
周りの人から見たら
ここは暗いかもしれないけど
僕にとっては、十分明るいな…
そろそろかな…
プルルルル📞
???「すいません!」
???「ん?」
学園長?の人が言うから
出ていいのかな…
???「何ッスか、電話代かけてまで…」
向こうの人の声丸聞こえ…
僕の会話も聞こえてるのかな…
母「あのね、あなた落ち着いて聞くのよ」
母「あなたのお兄ちゃん、ナイトレイブンカレッジの
ラギー・ブッチ…あなたと同じハイエナで
あなたよりも少し背が高い子があなたの双子のお兄ちゃんよ」
???「あなた・ブッチ…?」
あれ、今僕の名前…
僕は思わず後ろを向く…
もしかしてだけど、と思いながら
同時…って事は
お母さん…多分聞こえてるでしょうが…
僕、入学初日にして双子のお兄ちゃんに
再会しちゃいました…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!