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2020/12/30

第3話






「は?」





ドアを開けてまず目に入ったのは女性の靴



そして奥からは生活音も聞こえた



どういうことか必死に考えていると奥のドアが開き、恐る恐るまな板を抱えた女性がこちらを覗いた





「誰?」

「えっ」



反射的に威圧的な態度で聞いてしまったが女性は"涼原...です"と小さく呟いた



状況が飲み込めず、思考停止状態の俺に対して少しずつ声をかけてくれる女性





「あの...部屋が違うかもしれないです」

「いや、でもここ304号室...っすよね?」

「そうなんですけど」





そうこうしていると息を切らした管理人が焦って走ってきた





管理人)「あなたちゃん!汐恩くん!大丈夫!?」


「あ、はい」




息が整わないまま説明を求めると頭を抱えるような回答が返ってきた



話によると既に友人経由で彼女がこの部屋を借りていたにもかかわらず、誤って俺に貸すと約束してしまったらしい


マスターキーは既に彼女に渡していたため見つからなかったようだ



つまり管理人のミスによるダブルブッキングである