第3話

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2022/12/30 16:48






週の終わり。



お風呂から出た勢いで
服を着て顔にパックを貼り付けた


ソファにもたれると
一瞬で襲いかかってくる強烈な睡魔

あぁ髪の毛乾かさなきゃな、、








小瀧望
小瀧望
あなたーーー
小瀧望
小瀧望
寝るんかー?




望もうお風呂あがったんだ、、

早いね、、



既に思考が停止している頭の中
望の声だけが私の脳に入ってくる
小瀧望
小瀧望
どんな格好やねん笑

だんだん近ずいてくる声
小瀧望
小瀧望
疲れ溜まっとんなぁ笑

流石小瀧さんよくお分かりで、
私めっちゃ疲れ溜まってんの


お願いこのまま寝かして、望


私を足の間に挟んで
腰掛けたことで急に沈んだソファ。


少し現実に引き戻された。
あなた
あなた
寝る
小瀧望
小瀧望
うん、寝よなぁ


ほんの少しだけ戻った気力を振り絞って
パックを剥がした
小瀧望
小瀧望
おー凄いやんあなた
あなた
あなた
小瀧望
小瀧望
あとちょっと我慢してや


そう言われるとすぐにドライヤーの
大きな音が聞こえた


大きい音で目がまた少し覚めたけど


それと同じくらい
望の髪の毛を触る手が優しくて暖かくて



まただんだんと瞼が重くなってくる

小瀧望
小瀧望
あなたの髪乾かすんいさしぶりやな
小瀧望
小瀧望
やっぱあなたの髪さらさらや
早くベッドに行けとも

風邪ひくぞとも言わずにあくまでも

自分がやりたいだけみたいな感じでやる望


たまに独り言を言いながら
私の髪を優しく乾かしてくれる望が好きだ。


小瀧望
小瀧望
お嬢さん可愛くなりましたで
あなた
あなた
、、いつも
小瀧望
小瀧望
ふはっせやな笑
小瀧望
小瀧望
でももっと可愛く仕上げといだで
あなた
あなた
ん、ありがと
あなた
あなた
流石美容師目指してただけあるね
小瀧望
小瀧望
あざっす!
小瀧望
小瀧望
よっしゃ、ベッド行くで
あなた
あなた
歯磨き、、
小瀧望
小瀧望
あぁまだやった?
小瀧望
小瀧望
出来そ?
あなた
あなた
連れてって
あなた
あなた
秒で終わらす
小瀧望
小瀧望
了解ですお嬢さま笑
小瀧望
小瀧望
抱っこしますよ〜




小瀧望
小瀧望
着いたでお嬢
あなた
あなた
ん、ありがと
小瀧望
小瀧望
はよ終わらし
あなた
あなた
望もうやったの?
小瀧望
小瀧望
風呂上がってすぐやったで
あなた
あなた
はやぁ笑






あなた
あなた
終わったぁ
小瀧望
小瀧望
よっしゃ今度こそベッド行くで


そう言って当たり前のように
私の腕を首に回して膝に腕を入れる望。



歩く時の揺れが気持ちよくて
また猛烈な睡魔に襲われた
小瀧望
小瀧望
1週間よう頑張ったな
あなた
あなた
うん、頑張った
小瀧望
小瀧望
せやな笑
小瀧望
小瀧望
今日いっぱい寝ぇやってもう寝とやるやん


望の優しい声と、暖かい温もりに包まれて
私は深い眠りについた




                   Fin.

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