足の縄が、解かれた瞬間。
(男A)
ぐわっ、、、
蘭華が男を蹴った。
そのまま立ち上がり
周りの男たちを睨む
(男B)
てめぇ、女だからって
調子に乗んな
そーすると
男たちが蘭華に近づいて
捕まえようとするが……
蘭華は、足蹴りが、得意だった。
手に縄が結ばれたまま
器用に男達を蹴っていく。
男達は哀れにやられた
蘭華は、暗い倉庫から外に出ようと
必死に走ろうとするが、
キツく縛ってあったのか
足に痛みがあって
早くは走れず少し引きずりながら
倉庫から出る。
(謎の男)
クソっ……
お前ら何やってんだ
あの女捕まえるぞ。
(そう簡単に出れる倉庫じゃないよ、お嬢さん(笑)
男たちは、痛みに堪えながら
蘭華を、探し出す。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。