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第18話

第18章 ミツマタノヅチvsつられたろう
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2020/05/25 14:42
ミツマタノヅチ
ミツマタノヅチ
つられたろう丸、我は今までお前と戦うことを望んでいたギョロ!
つられたろう丸
つられたろう丸
俺もだ、ミツマタノヅチ!かつての親友とはいえ、お前は一度、閻魔大王様を裏切った身。容赦はせんぞ。覚悟しろ!
ウィスパー
ウィスパー
二人とも凄い気迫でウィス。ここは少し離れた方が宜しいかと。
ケータ
ケータ
いや、俺は一歩も引かない。これはあくまで俺とつられたろう丸の戦い!ミツマタノヅチが俺の為に戦ってるのに俺が引くわけにはいかないよ。
ウィスパー
ウィスパー
では、私はスッキリハーブや雪女を探してくるとしましょう。だけどケータ君、これだけは約束してください。
ケータ
ケータ
約束?
ウィスパー
ウィスパー
はい。ヤバくなったら、すぐ逃げてください。少しですが、新たに邪悪な妖気が感じ取れます。
ケータ
ケータ
邪悪な妖気?わかった、ウィスパーも気を付けてね。
そうして、ウィスパーはスッキリハーブと雪女を探しに行ったのだった。
つられたろう丸
つられたろう丸
では、始めるとしようか?ミツマタノヅチ!
ミツマタノヅチ
ミツマタノヅチ
我からいくギョロ!我の最大火力に耐えれるギョロ?
ミツマタノヅチは火を吹き出した!
つられたろう丸
つられたろう丸
ミツマタノヅチよ、ワシが水の使い手だということを忘れたのか?お前の火など大して効かぬわ!
ミツマタノヅチ
ミツマタノヅチ
そういえばそうだったギョロ。
つられたろう丸
つられたろう丸
ならば、次はワシの番だ!泥水ヘドロ!
すると、つられたろう丸は名前通り、ヘドロの泥水を出した。
つられたろう丸
つられたろう丸
このヘドロには動きを遅くする効果がある。お前の動きは捉えたも当然!
ケータ
ケータ
そんな、あのミツマタノヅチが押されている?!
つられたろう丸の言う通りミツマタノヅチの動きは俺でもわかるように遅くなっていた。
一方、その頃ウィスパーは...
ウィスパー
ウィスパー
あの時、感じた妖気は確かに鬼族のものでした。鬼族と言えば、閻魔大王を裏切った奴らですが、一体何が!?
???
???
ほーう、下級妖怪にしては少しは知っているようじゃのう。お主が、妖怪ウォッチを持つ者に支えている執事とやらか。
ウィスパー
ウィスパー
あ、貴方は黒鬼の!?
???
???
ほーう、妾のことを知っているとは。妾も有名になったものじゃ。今日は妖怪ウォッチを持つ子供を抹殺しにきたのじゃ。
ウィスパー
ウィスパー
ケ、ケータ君を抹殺しに?!ケータ君に手は出させません。貴方は私がここで食い止めます!
???
???
貴様如きが妾の相手になるとは、笑わせてくれる!
ケータに迫る危機、そしてミツマタノヅチとつられたろう丸の勝負の行方は如何に?!

次回 第19章「鬼族の姫、百鬼姫登場」に続く!

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