第13話

第13章 スナック雪女のママさん
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2020/05/20 13:01
ウィスパー
ウィスパー
ケータ君、無事ミツマタノヅチを撃破することが出来たんでウィスね。
ケータ
ケータ
いや、倒したのはオレじゃなくてあの時、助けてくれた妖怪のおかげだよ。
ウィスパー
ウィスパー
うん?私が私が眠ってた間に新手の妖怪が来たんでウィスか。
ケータ
ケータ
うん。ジバニャンが言うには凄く強い妖気を纏ってたらしいよ。
ミツマタノヅチ
ミツマタノヅチ
あぁ、我もいまだに驚いてるぎょろ。この我を一瞬で倒すとは。
ウィスパー
ウィスパー
って、ミツマタノヅチ?!貴方なんで!?
ケータ
ケータ
大丈夫だよ、ウィスパー!ミツマタノヅチは友達になったから!
ウィスパー
ウィスパー
ほ、本当ですか?!
ケータ
ケータ
うん、自分は計画を失敗したから妖魔界に行ったら消されるんだってさ。それより、早くチョーシ堂に行ってウォッチをパワーアップしてもらおうよ。
そうして、俺は再びチョーシ堂へとやってきたのだった。
チョーシ堂の店主
チョーシ堂の店主
あの、ミツマタノヅチを倒すだけではなく味方にしてしまうとは、この私も驚きだよ。実力的にも十分だしウォッチをパワーアップするとしよう。
ケータ
ケータ
ありがとうございます。後聞きたいことがあって、実はミツマタノヅチを倒すときとある妖怪に助けられたんです。
俺はあの時、助けてくれた少年のことを話した。
チョーシ堂の店主
チョーシ堂の店主
ふむ、そんなに強い妖怪がまだいるのか。ウォッチが気になっていたということは、もしかしたらそいつは数少ない閻魔側の妖怪かもな。
ケータ
ケータ
それは頼もしいですね。
チョーシ堂の店主
チョーシ堂の店主
しかし、まだ完全に決まったわけではない。あ、そうだもしかしたら彼奴なら何か知っているかも知れないな。
ケータ
ケータ
彼奴?
チョーシ堂の店主
チョーシ堂の店主
あぁ、雪女のことじゃ、雪女は昔から人間界に住んでる妖怪でな。今は確かさくら中央シティの何処かで人間の為にスナック店のママさんとして働いてるようなんじゃ。
ケータ
ケータ
さくら中央シティのスナック店ですか。取り敢えず探してみることにします。
チョーシ堂の店主
チョーシ堂の店主
よし、話してる間にウォッチのパワーアップは終わったぞ。
俺はさくら中央シティでスナック店のママさんとして働いてる雪女を探すことに決め、チョーシ堂を後にするのだった。
チョーシ堂の店主
チョーシ堂の店主
それにしてもあの少年、パワーアップ前の妖怪ウォッチでミツマタノヅチを瞬殺するほどの妖怪を見ることが出来るとは...!こいつはおもしろそうなことが起きそうじゃな!

次回 第14章「この人が雪女?」に続く!

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