チョーシ堂での話は続く...
あのー、俺何か悪いこと言いました?
いや、何でもない。それで話を戻すぞ。人間界で妖怪が伝説の存在としてじゃが認められているというところまでは話したな。
はい。
話はここからなんじゃ。妖怪にも確かに少々いたずらをする奴らもいるんじゃが、ツチノコや座敷わらしのように人間に幸福をもたらしてくれる奴らもいて、ある程度の均衡は保たれていたんだ。しかしある時期からこの均衡は乱れつつある。
ある時期?
うむ、実はなお前がさきほど言った、閻魔大王なんじゃが、そいつが死んじまってよ。今妖魔界を支配してる奴がとても悪い奴なんじゃ。
へー、でもそれが妖魔界と人間界の均衡の乱れとどんな関係が?
それがよー、今度はその妖怪、妖魔界だけでなく人間界にも手を出そうとしてるんじゃ。
それは放っておくわけにはいきませんね。
そうだろ、私も妖怪だが、人間界は割りと気に入ってるんじゃ。しかし、私ももう年だしな。あまり無茶はしたくないんじゃ。そこでお前に頼みがある。
頼み?
うむ、実はなさくら第一小学校学校にもそいつの部下と言われてるミツマタノヅチという凶悪妖怪がいる。そこでお前にそのミツマタノヅチを倒してきてほしいのじゃ。
ケータ君、ミツマタノヅチは妖魔界でも有名な凶悪妖怪と言われていますが、この頼みごと引き受けますか?
勿論、悪い奴なら懲らしめて改心させないと。
そこで倒しきるのではなく、あくまで改心させると言葉が出てくる辺り、流石私が見込んだご主人様でウィス。
では、店主さん。ミツマタノヅチのことは俺に任せといてください!
うむ、頼んだぞ。もし、お前がミツマタノヅチを倒すことができたら、お礼と言っては難じゃが妖怪ウォッチをパワーアップして、すべての妖怪を見れるようにしてやろう。
わかりました。ウォッチのパワーアップの為にも絶対にミツマタノヅチを倒してきます。
そう言って、俺はチョーシ堂を後にするのだった。
次回 第8章「凶悪妖怪ミツマタノヅチ登場」に続く!
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