慧side
3人でご飯食べてから少しダラダラしてたら、息苦しくなった。
変な体勢でゴロゴロしてたからかな?
でも、ひかもいるし心配かけたくないな。
別に体勢かえれば治るでしょ。
体勢を変え落ち着くのを待つ。
「んっ……はぁ…」
体勢を変えても落ち着かなくて逆に苦しくなった。
なんで……?
宏太たちに聞こえない程度に息を吐いて整える。
「はぁ…はぁ…」
こんな息苦しいの久しぶり……
宏「慧?」
「はぁ…はぁ…」
あーあ、見つかっちゃったよ。
宏「慧!!大丈夫か?」
宏「光!慧発作だ!」
光「救急車呼ぶよ?」
宏「お願い!」
宏「慧聞こえるか?ゆっくり息してね〜」
宏太とひかごめんね。
めんどくさい俺で……
宏太が背中を摩ってくれてひかはなんか言ってるけど聞こえないや……
俺死んじゃうのかな……
せっかく好きな人出来たのに……
俺の意識は途切れた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。