第8話

#6
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2020/07/05 10:45
慧side



学校に着くと生徒玄関の前にはクラスが何組か見るための人混みがあった。


あんまり人混み好きじゃないんだけどな…


でも見ないといけないから、なるべく空いてる方のクラスが書いてある紙の方を見に行った。



「あっ、あった。」


3組だった。


同じクラスの人の名前を見るとほとんど知らない人ばっかだけど唯一知っている髙木の名前とそして何故か引っかかった有岡あなたさん。


有岡とか大ちゃんと一緒の苗字じゃん。

もしかしてあの女の子は大ちゃんの妹…?


てことはあの女の子と一緒のクラスなのかな?


いや、さすがにそんな運命みたいなことないよな笑



一緒だったらいいなと思いつつ3組の靴箱へ



あなた「雄也と同じクラスとか嬉しんだけど!」

雄「俺も。笑」



あっ、可愛い女の子。

やっぱり一緒のクラスなんだ。




あなた「あっ、イケメンくん!!」

雄「おい、あなた早く行こ?


……あっ」


突然後ろを振り返ってきて俺のことを見て言った。そして髙木と目が合う。

なんとなく気まづい。


久しぶりに髙木のこと近くで見たかも。

前と変わらなくて相変わらずチャラ男……




あなた「君、名前は?」

「あっ、俺?」

いや、俺しかいないよな笑


「……薮慧」

あなた「慧くんって言うんだ!よろしくね?」

「よ、よろしく」

この子俺のタイプかも……

雄「慧くん……」

「あ、たかぎ……」

あなた「何?2人友達だったの?!」

雄「中学の時1回だけクラスで一緒でね。ね?」

「う、うん。」

雄「これからよろしくね?あとたかぎじゃなくてたかきね。」

「あ、ごめん笑」

癖でたかぎって呼んじゃう笑

あなた「一緒に行こ?」

「え、いいの?」

あなた「もちろん!」



なんかよくわかんないけど3人で一緒に行くことになった。




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