あなたside
隣の人といつの間にか喋りこんでいた。
「結構喋りましたね、笑」
??「話が合うし楽しかったので笑」
あ、そういえばハンカチ、、
??「ハンカチ、洗って返します!」
「いえ、そんなお気遣いしなくても、、」
??「男ですから!笑 後日返したいので連絡先交換しませんか?」
えっ連絡先?大人の人と、、まぁ悪い人じゃなさそうだし、
??「あ、名乗るの忘れてました。笑
中島健人です」
え??えっ?
"なかじまけんと"ってあのセクゾの?!
思考が一気に停止した。
顔を見てみるとやっぱり中島健人だった。
うそ、気づかずに話してたの?私、、
自分でも頬が赤くなってるのが分かる。
落ち着け私!!ここはジャニオタって言っちゃいけないんだ!
「健人さん、ですね!私は南あなたです」
本人の前で名前呼んじゃったよ〜!!
健人「あなたちゃん、でいいかな?」
「は、ははい!!」
やばい健人くんに名前呼ばれた、、命日かな?
とりあえず連絡先を交換した。
健人「外結構暗いね、、君何歳?」
「高2です!」
健人「お〜若いね笑 結構暗いし、車で送ろうか」
「いいんですか?!」
健人「うん、もちろん笑」
健人くんの車に乗れちゃうの?!私やばくない?!
これは、運命かも?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!