第12話

とぅえるぶ
2,975
2021/06/14 12:07
〜あなたの下の名前の過去〜

私は小学校から中学校までバレーをしていた
その頃から私はバレーが凄く大好きだった


そんな時に憧れる人が出来た


その人はバレーチームでキャプテンをしていた先輩だった



先輩はキャプテンになる前もいつも努力していて、その姿はとてもかっこよかった
私は憧れの人に近づくため、必ず強くなる為に毎日のようにボールに触り、必ず自主練は行うようになった
小学2年生からやっていたバレーチームも小学3年生の頃には上級生を差し置いてレギュラー入りしていた
とにかくバレーが楽しかった


小学6年生の頃キャプテンに選ばれた
チームメイトとぶつかる事もあったけど
そのおかげでチームの絆も深まったと思う
そして皆で全力で練習・練習試合・大会に挑んだ

そして最後の大会、私達は全国優勝を果たした
皆泣いて喜んでいた
凄く嬉しかった








中学校では1年生からレギュラー入りした



祝福する人も居れば裏で言っている人もいた
それでもバレーは好きだった


でも中1の夏終わりから悪口が増え暴力も増えてきた

「なんでお前がレギュラーなの?」
「お前のせいで」
辛かった
でも憧れの先輩に近づくために、、




先輩は今どこにいるんだろう……






私が中3に上がると暴力は減った
でも代わりに
「生まれつき才能があっていいな〜」
「あなたの下の名前ちゃんには才能があるから〜」
私の努力は才能と言われるようになった
親からも
「あなたの下の名前はうちの自慢なんだから頑張りなさい」
「もっと出来るでしょ」




私は才能なんかじゃない
努力している


そんなプレッシャーから逃げるため中学3年生の途中でバレーを辞めた
バレーが好きなのは変わらなかったけど









作者デスッ☆
長いんでPart2に分けます〜

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