第13話

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2019/05/03 07:35
はぁ、今日もまた一日がはじまってしまう…

前までは学校行くの楽しみだっんだけどな

いや、でも私には今ヒロインになるという使命があるから!

がんばりますか…

『いってきまーす』

ガチャッ

キヨ「おはよ、あなた!」

『おはよー』


この状況にも慣れてきている自分が怖いわ


『行きは仕方ないとしても今日から帰りは瀬川さん達誘ってね!絶対だからね!』

キヨ「あいつの裏の顔知った後に誘えっての?うげぇ〜っ…」

『まあ二人きりなわけじゃないし!それな私だって嫌だわ!』

キヨ「マジでほんと俺の事置いてったら許さねーかんな?」

『はいはい、校門で先に待っとけばいいんでしょ?』

そんなことを話している間にあっという間に学校に着く


キヨ「はよ〜っす」

あゆみ「あ、キヨおはよっ!」


いや、こいつ懲りねぇなマジで

よく話しかけられるなぁ


キヨ「あ、あゆみ今日からまた一緒に帰ろーぜ」

あゆみ「えっいいよ!!あ、でもほら、田端さんとはもう2人きりで帰らなくていいの〜?」

キヨ「おう、」

あゆみ「ふ〜ん?」

クソムカつくなぁほんと人をムカつかせる天才かよ

こっちみ見て勝ち誇った顔すんなよ!!

キヨ棒読みだしまるで瀬川さんと二人きりで帰るみたいな言い方だし上手いなぁ…感心感心

まあ、"二人きり"では帰らないから嘘はついてないもんね?


そんなこんなで?放課後〜


あゆみ「キヨっ!帰ろっ!」

キヨ「んー、」


クラスメイト「やっぱキヨくんはあゆみちゃんとが1番安心するよねー笑」

クラスメイト「えー、でも私はあなたちゃんとのがお似合いだと思うなー」


おーおー色々言われてんなー

まあいっか、先に校門行っとこーっと

そういえば何も考えてなかったけどもしや3人で帰るのか??


ヒラ「おっ!あなたちゃん!
こっちこっち!」

『お、久しぶりの登場だねヒラくん。
あっ、もしかしてキヨに言われて?』

ヒラ「メタいわ!笑
そーそー!こっちの2人もだよー」

フジ「初めまして、あなた、ちゃん?フジです、よろしくね!」

『よろしくお願いします、』

こーすけ「あなた、久しぶり!」

『えっ!?こーちゃん!?』

ヒラ、フジ「こーちゃん!?」

ヒラ「え、2人どういうご関係で!?」

こーすけ「小学校が一緒でよく遊んでたんだよー!」

『えっ、めっちゃ久しぶりじゃん!!』

こーすけ「いや、お前なぁ!
中学俺に黙って隣町に行くとかマジで有り得ねーから!!」

『しょーがないじゃん、
私頭良かったんだからさ??』

こーすけ「マジムカつくわー、」

『まーまー!ほら!
こうして再会出来たんだし!ね?』

フジ「二人の世界に入らないでよ!!戻ってこい!俺もあなたちゃんと喋りたい!」

ヒラ「最後に本音出たなぁ笑」

こーすけ「ごめんごめん笑」

『ごめんなさい笑』

フジ「あなたちゃん!!!」

『!?、はい!?』

フジ「あ、いや急に大声出してごめん笑
これからこのメンバー繋がりで話す機会あると思うから仲良くして欲しいなーって!」

『あ、それはこちらこそよろしくお願いします、』

フジ「え、俺にだけ冷たくない!?まぁ俺はそれでも嬉しいけど?
とりあえず敬語外そ!!」

『わかった、てかなんかフジくんって女の子みたいだね笑』

ヒラ、こーすけ「確かに」

フジ「え、どういうこと!?」

『まーなんでもない笑』

キヨ「お待たせー!!!」

ヒラ、フジ、こーすけ、あなた「『おせーわ!!!』」

キヨ「すまんすまん笑」

『ほんと置いてこうかと思ったわ』

キヨ「それだけはご勘弁をー笑」

あゆみ「えっ、キヨ?なんで皆がいるの?え?」

キヨ「いや、一緒に帰るからだけど」

ヒラ「…っ笑」

あゆみ「え、2人でじゃないの?」

キヨ「俺1回も2人でって言ってねーし」

『まあまあ、ほら早く帰ろーよ?笑』


いや、笑いが止まらんわ(真顔)

これだから脳内お花畑のヒロインさんは笑

これで私がキヨと二人きりで帰るのも避けられるし

瀬川さんもまあキヨと関われかもしれないから

win-winってやつじゃない?私天才?


ヒラ「そーだね、帰ろー!」

こーすけ「アイス食べたいからコンビニ寄ろーぜ!」

キヨ「おー、めっちゃいいじゃん!」

フジ「そういえば新作のタピオカ出たらしいよ!」

『フジくん女子力やば笑』

フジ「あなたちゃん馬鹿にしてるべ!?笑」



あゆみ「…は?ほんとなんなの?」

ヒラ「あゆみ、どーしたの?笑」

あゆみ「なっ、なんでもないけど!?」

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