青莉
私ね、やっと分かったんだ。
涼希
??
青莉
涼希の仕草、匂い、笑う顔、フルートを吹く時の真剣さ、サッカーの時の楽しそうな顔
青莉
それを感じる時、安心するし胸が締め付けられるの
青莉
これが、ホントに好きって事なんだって
青莉
やっと分かったの
青莉
だから、
そう言って涼希にキスをする。
青莉
好きだよ
青莉
こちらこそよろしくね
自然と、自分が出せていた。
涼希
ほんとに?
涼希
ありがとう
そして耳元で
涼希
大好きだよ
って。
青莉
反則だよ。
涼希
照れてる
青莉
照れてないし!
涼希
素直に照れてるって言ったら可愛いのに
青莉
...
青莉
照れてます
涼希
よしよし、いい子
そう言ってまた頭をくしゃくしゃと撫でた。
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第47話 よんじゅうなな。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。