第8話

懐かしい時間
214
2022/01/06 15:17
放課後
モトキside
私はいつも通りに教室で授業の復習をしていた。ダーマくんは図書室に用事があるらしい。
それにしてもぺけがマサイと…何も無ければいいけど
モトキ
モトキ
せめてぺけだけは…
彼女は小さい頃からずっと私のそばにいてくれた…だから彼女に何も起こりませんように…
その時、教室のドアが開く
シルク
シルク
よっ!
モトキ
モトキ
え?シルク部活は?
シルク
シルク
今日休み…マサイが部活終わるまで暇だから
モトキ
モトキ
そっか…珍しいね
こうしてシルクと話すのも久しぶりだな…
1年ぶりかな
シルク
シルク
お前相変わらずだな!
モトキ
モトキ
そう?シルクも相変わらずだね
ちゃんと勉強してるの?
シルク
シルク
おう!あたりめぇだろ!
モトキ
モトキ
ふふ…
というかシルクもマサイに負けずイケメンで色んな人に告白されてる…本人は恋愛に皆無だけど
シルク
シルク
……お前あれから大丈夫か?
モトキ
モトキ
え?
シルク
シルク
1年前、嫌がらせされてたろ
モトキ
モトキ
あ…
あの日はシルクが場を収めてくれたから嫌がらせは止んだ
モトキ
モトキ
嫌がらせは止んだよ…クラスからは避けられてるけど…でも大丈夫、ぺけやザカオ達がいるからさ
シルク
シルク
そっか…ならよかった…
モトキ
モトキ
シルク…あの時はありがとうね
シルク
シルク
いや、俺はただ努力もしねぇ癖にあんな風に人を傷つけるの許せなかったからよ…
モトキ
モトキ
シルクらしいや…
ガラッ…
ダーマ
ダーマ
お、モトキさんと…なんでタラコがいる?
シルク
シルク
誰がタラコじゃい!
モトキ
モトキ
あっはは…
ンダホ
ンダホ
まあまあ…
シルク
シルク
お、だほもいたのか
ンダホ
ンダホ
まぁね部活休みだったし
シルク
シルク
あ、久しぶりに勉強教えてよ!
マサイが部活終わるまでさ
ダーマ
ダーマ
お?お前勉強するのか?
シルク
シルク
するわ!笑
ンダホ
ンダホ
こう見えてシルクは成績いいんだよ?
去年は低かったけど…
ダーマ
ダーマ
へぇ〜笑
シルク
シルク
あー信じてないな!だったら今度のテストで勝負しようぜ!
ダーマ
ダーマ
ほぅ…受けて立とうじゃないか
この感じ懐かしいな…
モトキ
モトキ
いいよ…やろうか
ンダホ
ンダホ
あ、僕もお願いします…
モトキ
モトキ
はいはい…
ダーマくんって意外と無邪気なんだな…
今日の放課後の教室はいつもより賑やかだった
















シルクside
久しぶりにモトキと話した…あれから話せていなかったからだ…あいつには今ぺけたんやザカオがいる。あの日あいつを助けれて本当によかった
俺はあいつの事が好きだった…今も…久しぶりにあいつの笑顔を見て胸が高鳴る
モトキ
モトキ
ここはこうして…
シルク
シルク
………
長い髪に白い肌…ほんと綺麗な顔してんな…
でも俺は知っている彼女の見る目はいつもダーマに向けられていることを
ンダホ
ンダホ
やっぱりモトキは教えるの上手いね!
モトキ
モトキ
ありがとう
1年前のあの日俺は許せなかった…モトキに嫌がらせをしていた奴が。彼女の悲しい姿を見たくなかった。だからあの日俺はクラスに怒鳴った。
それから嫌がらせは止んだからほっとしていた。
モトキ
モトキ
シルク?
シルク
シルク
え?あぁ…ぼーっとしてたわ笑
ダーマ
ダーマ
何ぼーっとしてんだよ笑
モトキ
モトキ
もう…そこは相変わらずだね
シルク
シルク
あっはは…
今はこいつが笑顔でいてくれて本当によかった…
もし次あんな事があるならその時は俺がこいつを守ろう…例え彼女の心が俺になくても…いつか俺は彼女に伝えよう…俺はモトキが好きだ…
その日はどこか懐かしい時間だった。
作者
作者
今回はここまでです!
今回はこんな風にしてみました。
なかなか難しいです💦
それでは次回までバイバイ👋

プリ小説オーディオドラマ