今日は、翔太の待ち望んでいた
結依ちゃんとの飲みの日
いつものように居酒屋に向かうと
いつものように蓮が待ってくれている
近づくと
蓮の影に結依ちゃんがいるのが見えた
私の好きな笑顔と、それを見上げる綺麗な結依ちゃん
胸がズキンと痛んだ
すごくお似合いな2人
私が蓮の事を好きなのが、恥ずかしくなるくらいだった
小さく手を振る結依に
手を振り返した
いつものように個室に入った
ドリンクを頼み、乾杯を済ませると
翔太の質問攻めが始まった
蓮くん、、、か。
一緒の電車だったもんね。
仲良くなるよね、、、
そう思うと、つい俯いてしまった
苦笑いするラウ
私、変だよね、、、
これって嫉妬なのかな、、、
でも彼氏でもない人の事で嫉妬なんて
図々しいよね、、、
気持ちを落ち着かせて、みんなのいる個室に戻った
扉を開けようとすると
中が大盛り上がりしている
疎外感ってこういう事を言うんだってよくわかった
どうしても中に入れなくて
扉の横に立ち止まってしまった
いつまでそうしていたのかわからないが
急にドアが開いてラウが出てきた
ラウは本当に周りをよく見てる
何も言ってないのに、蓮への気持ちがバレてる
でも今は、とぼけるしか出来なかった
蓮が気にしてくれている事が、嬉しかった
いつもの時間になり、一旦店を出た
カラオケに行くと
蓮の隣には結依ちゃん
私はラウ隣に座った
翔太が歌い始めると
ラウが顔を近づけて話しかけてきた
そうとボケた
今この場所で
自分の気持ちに向き合う事は出来なかった
カラオケが終わって駅に向かう
前に翔太・蓮・結依ちゃん
後ろに私とラウ
ラウには何も返せなかった
涙を堪える事で精一杯だったから
3人に手を振って
改札に入り翔太と階段を降りる
心から賛成できない自分がいた、、、












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。