会社朝礼で勤続10年ということで花束をもらった
アネモネの入った花束だった
中学生の時にポエムにハマっていて
その時によく花言葉を調べていた
赤いアネモネの花言葉
『君を愛す』
アネモネの花言葉
『はかない恋』
アネモネを見ながら蓮を思い浮かべてしまう、、、
諦めなきゃいけないのに、、、
その日の夜、ラウールからの集合命令で
居酒屋に向かった
あの2人をみるのは
心がもたないから遅れて到着した
そういうと優しく微笑むラウ
そう言うしかできなかった
久しぶりにバカみたいに笑って
たくさん飲んだ
いつものお開きの時間になると
久しぶりにフラフラする
そういうと
私の手から花束を取り上げた
前の2人はどんどん先に進んでしまう
そんな時に限って
気持ち悪くなってしまった
そう伝えて、すぐ近くのコンビニに駆け込んだ
トイレから出て
コンビニで水を買って外に出ると
まだ蓮が待っていた
蓮の手にはアネモネの花束
皮肉すぎる、、、
頑張って駅まで歩いたものの
ベンチに座り込んでしまった
しばらく目を瞑ったまま
気持ち悪さが引くのを待った
そう言う蓮に
赤のアネモネの花を渡した
そう言って立ち上り
ベンチに座る
蓮から一歩一歩離れていく
そう言って早足で改札に向かった
ホームにきた電車に飛び乗り
蓮から逃げた、、、
家につきベットに倒れ込んだあなた
結依ちゃんに応援すると言った以上
もう蓮とは会わないって決めた
きっと蓮はアネモネの花言葉なんて知らない
でも私からの気持ちは
あの花に託した
知られなくていい、この気持ちを、、、










編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。