第4話

#3 長尾謙社
1,376
2019/03/10 09:41










いつも通りの朝と


いつも迎えに来る幼馴染


いつもの道で登校して


いつも通り授業を受ける


いつもいつも同じ毎日






ーーー でも今日はちょっと違うみたい














「 いってきまーす 」




この声と共に私はドアを開けた












謙杜「 おはよ 」


「 おはよ 」




最近思うようになった


” 彼はなんでいつも私を迎えに来るんだろう ” って











高校1年生


春にはもう2年生になる


小学1年生からの10年間


毎朝一緒に学校に行ってる





… 謙杜は恋とかしたいって思わないのかな



















謙杜「 ... !あなた?聞いてる? 」


「 ん?うん ... 」


謙杜「 また悩み事〜? 」


「 うん違う 」




悩みの種は謙杜なんだけどね 笑


でも彼には言えない


だからいつも ” 違う ” って言っちゃうの














謙杜「 あ 、そうだ 」


「 なに? 」


謙杜「 放課後教室で待ってて 」


「 うん?わかった 」















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ー 放課後 ー












謙杜に言われた通り教室で待ってた


謙杜とクラスが違う私は


謙杜がクラスの中でどれだけ人気なのか


謙杜と何年も一緒に居るのに


何も知らないんだよね

















?「 謙杜くぅーん!!!! 」


?「 あのぉ ... 良かったらぁ ... 付き合ってくれないかなぁ? 」






… そっか


告白されるから待っててって言ったんだ


別に一緒に帰る必要はないんだけどなぁ ...




謙杜「 ごめん 」


?「 え? 」


謙杜「 好きな人がおるから 」




え ...


そんな話聞いたことない


いやしたことが無いのか




?「 それって私じゃないのぉ? 」


?「 男子が謙杜くんが私のこと好きだって言ってたよぉ? 」


謙杜「 僕が好きなのはあなただから 」


謙杜「 あなた以外の人と付き合うつもりは無いから 」


?「 え ... ?で 、でも!あなたちゃんとは幼馴染なんでしょ? 」


謙杜「 ごめん 。あなたが待ってるから 」













きっと私の顔は真っ赤なんだろうな


告白された時の断る理由にでもしてるんだろうな













謙杜「 聞いてた? 」


「 え?いや?なななななななんのことかな? 」


謙杜「 嘘つくの下手すぎ 笑 」


「 だって ... 」


謙杜「 まぁそういうことだから 」


謙杜「 今日からよろしくね 」













高校1年生


春から2年生になる


いつも通りだった毎日に


1つ


いつも通りじゃないいつも通りが出来ました

















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更新遅くなってごめんなさい!!!!


幼馴染の長尾謙社くんと恋に発展するという


リクエストが来てたので頑張ってみましたが


ちゃんと出来てたのかな 笑





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