ん........
ここは...?
そこは見渡す限り見たことのない世界が広がっていた。
たしか俺は家を出て...
そうか、それから倒れたんだ
でもどうしてだ...
わからない....
ここがどこなのかさえ...
ん...?誰だ?
....アニメとかいうやつに出てきそうなやつだな...
ルルという少女はぺこりとお辞儀をし、名前を聞いてきた。
俺の名前...
名前なんてない....
するとルルはびっくりした様子で
「親はいないんですか...?家族とか...いるはずですよね...?」
と、いろいろいらない子に質問をしてきたが、いらない子はそれに答えず目をそらす
可哀想...か、俺は普通の奴らからは可哀想と思われるのか
いらない子はそう思っていると
ルルはいきなり
「なら....!!」
と言ってきた
ルルは急に俺の名前をつけると言い出したのだった・・・
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。