第74話

No.74
4,371
2019/10/23 07:35
数日後









数日間の入院と、事情聴衆を経て、













数ヶ月ぶりに家に帰ってきた。

















あなた「ただいま」














誰もいない部屋。










今更になって壱馬とはもう幸せな時間を送れないという現実を目の当たりにする




















テレビは怖くてつけられない








スマホも開きたくない




















疲れたわたしはベットに入ってみた














その瞬間香る懐かしい匂い















あなた「壱馬…」















今まで抑えていた感情が溢れ出した。













どうしようもなくて行き場のない悲しみだけが溢れ出していた、真冬の夜だった。

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